Shopifyアップデートまとめ【8月第2週】Google/Facebookでのソーシャルログインについても解説!
前回のアップデート記事はこちら
こんにちは!GO RIDEのKaiです。
2025年8月第2週のShopifyアップデートは、なかなか熱い内容でした。
中でも一番注目したいのが、顧客アカウントにGoogle/Facebookでのソーシャルログインが追加されたこと。
これでお客さんは「パスワード忘れた…」なんて悩まなくても、普段使っているアカウントですぐログインできるようになりました。会員登録のハードルが下がるので、新規のお客さんにも優しいし、リピーターにとってもかなり便利です。
もちろん、いいことばかりじゃなくて運用上の注意点もあります。外部サービスに依存するリスクや、プライバシー対応をどうするかといった実務面は事前に押さえておかないと危ないですね。
この記事では、このSNSログイン導入のメリットと注意点をわかりやすく解説しつつ、同じ週にリリースされた「アナリティクスの通貨ピッカー」や「B2B CheckoutのApple Pay対応」についてもあわせてご紹介します。日々のストア運営に直結するアップデートなので、ぜひ参考にしてみてください!
1. 顧客アカウントにGoogle/Facebookログインが登場!

📝 アップデート概要
- Shopifyの顧客アカウントで GoogleやFacebookを使ったソーシャルログイン ができるようになりました!
- 設定はとっても簡単で、数分あればログインページにSNSログインボタンを追加できます。
- お客さんはパスワードを入力しなくてもOK。ワンクリックでスムーズに会員登録やログインができちゃいます。
⚙️ 設定方法
- Shopify管理画面で 顧客アカウント設定 に移動。
- ソーシャルログインのオプション(GoogleまたはFacebook)を選びます。
- それぞれのパートナーダッシュボードで取得した 認証情報をコピーしてShopifyに貼り付け。
- プレビューで確認して有効化すれば、ログインページに新しいボタンが表示されます!
※詳細は公式Changelogページをご確認ください
💡 これが嬉しいポイント
-
新規登録がラクになる
ワンクリックでサインインできるから、面倒な登録フローでの離脱を防げます。 スマホから来た新規ユーザーにも効果バツグン。 -
リピーターはパスワードいらず
「パスワード忘れた…」を解消。 定期購入や会員制サービスもサクッと利用できます。 -
マーケにもデータ活用できる
ソーシャル経由の基本情報をCRMに連携すれば、 メール配信やおすすめ表示の精度アップにつながります。
🚀 活用シーン
-
セールやキャンペーンで一気に会員を増やしたいとき
ワンクリック登録でチャンスを逃しません。 -
スマホユーザーにストレスフリーな体験を届けたいとき
長い入力フォームを飛ばせるから、カゴ落ちも防げます。 -
リピーター施策やパーソナライズと組み合わせたいとき
サクッとログインできるから、顧客データ活用がグッとしやすくなります。
⚠️ 注意しておきたいポイント
Facebookログイン
- Facebook Developersでアプリを作る必要あり
- 年1回のMetaレビュー対応をサボると停止リスクあり
Googleログイン
- GCPプロジェクトは必ずマーチャント側のアカウントで作成
- WebViewだと動かないケースあり → ブラウザ経由が◎
共通の注意点
- Google Cloud Consoleの開発者アカウントが必須
- 外部サービス依存なので障害対応フローを準備
- 取得データはプライバシーポリシーに明記
- Shopifyの新しいお客様アカウントのみ対応
📌 まとめ
ソーシャルログインは 「便利な追加手段」 として導入するのがベスト。
メール認証を残しつつ、プライバシー対応とアカウント管理ルールを整えておけば、
UX向上とリスク回避の両立ができます!
2.アナリティクスに通貨ピッカー登場!
公式ChangeLog: Convert your analytics to any currency instantly
📝 アップデート概要
- アナリティクスのダッシュボードとすべてのレポートに、通貨ピッカー機能が追加されました!
- 好きな通貨に数字をパッと変換できて、多通貨ストアや海外市場向けの解析にピッタリ。
- 過去の取引時点の為替レートを使っているので、レポートの信頼性もバッチリです。
💡 ここが便利!
- ストアでよく使う通貨はピッカーの上に表示されて便利。
- 管理画面で通貨を選ぶだけで、レポート内の数字が自動で切り替わります。
- 例えば「日本向けは円で確認」「米国向けはドルで分析」といった運用もカンタン。
👉 注意!これはリアルタイムレートではなく「過去の為替レート」がベースです。正式な決算用途では、会計担当や税理士さんと確認しながら使うのがおすすめです。
3. B2B取引にApple Pay導入で決済効率UP
公式ChngeLog: B2B Checkout now supports Apple Pay
📝 アップデート概要
- B2BチェックアウトでApple Payが使えるようになりました!
- 卸売顧客が支払い時にクレカ情報入力なしでスムーズに決済できます。
- DTC(一般消費者向け)ストアでApple Payを有効にしていれば、自動的にB2Bにも適用されるので設定もカンタン。
💡 ここが便利!
- タブレットやiPhoneを使って、営業先でそのまま注文〜決済まで完結できる。
- 管理画面での支払情報照合もスムーズになり、業務効率がアップ。
- B2B取引でもタップ決済が可能になり、購入時のストレスが激減。
⚠️ 注意ポイント
Apple Payは国や通貨、端末によって非対応なケースがあります。
請求書払いなど従来の方法と併用しつつ、Checkout Blocksで表示制御するのが安心です。
なお、DTC用にApple Payを設定している場合はB2Bでも自動適用されますが、必要に応じてオプション設定を見直すと◎。
詳細はWebhookやShopifyヘルプセンターでチェックするのがおすすめです。
まとめ

今回のアップデートはどれも「ユーザー体験の向上」に直結する内容でした。
顧客アカウント → Google/Facebookログインで、新規獲得のハードルを下げつつ、リピーターもログインしやすく。
アナリティクス → 通貨ピッカーで、多通貨ストアや海外展開の数字をよりスピーディーに把握。
B2B Checkout → Apple Pay対応で、卸売取引でもD2C並みのスピード決済を実現。
とくにソーシャルログインは、「便利!」と「リスク管理」の両面をしっかり理解した上で導入するのがポイントです。
外部サービス依存やプライバシー対応などを押さえておけば、顧客体験の改善と運営効率アップを同時に狙えます。
👉 Shopifyは毎週のように小さな改善を積み重ねていますが、今回の3つは事業成長に直結するアップデート。
ストア運営に取り入れられるものから、ぜひ試してみてください!
📝この記事はGO RIDE エンジニア Kaiがお届けしました。
次回もお楽しみに!🏄♂️
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