Shopifyアップデートまとめ【11月第4週】 - 困ったときのサポート強化+開発まわりがしっかり前進
前回のアップデート記事はこちら
Shopify アップデートまとめ。
マーチャント向けは1件のみですが、開発者向けの改善が充実しています。
今回の更新を振り返ってみると、マーチャント向けのアップデートはひとつだけと控えめでした。
その一方で、開発者向けには日々の運用や開発効率を高める実用的な改善が複数追加されています。✨
まず、困ったときに有人サポートへ素早くつながる新しい導線がヘルプセンターに登場。
さらに Dev MCP が POS UI Extensions のコード生成をサポートし、
Shopify アプリを Google Cloud Run にデプロイできる公式ガイドもリリースされました。
運営者にとっては“問い合わせ対応の安心感”が増し、
開発者にとっては“開発とデプロイの無駄が減る”効率化につながる内容です。
それでは今週公開された3つのアップデートを順番に見ていきましょう。💡
- Help Center から有人サポートへ最速アクセスが可能に
- Dev MCP が POS UI Extensions のコード生成に対応
- Shopifyアプリの Google Cloud Run デプロイガイド公開
ここからは「何が変わったのか」「どんな場面で役に立つのか」を簡潔に整理していきます。
目次
1.Shopifyがサポート改善:5分以内に有人対応へアクセス可能に
-
Shopifyヘルプセンターに「Chat with a human」ボタンが追加され、有人サポートへ最速で到達できるようになりました。
-
多くのケースで5分以内に有人サポートが対応可能と公式が案内しています。
-
セルフサポートやAIステップを挟まず、直接人間のサポート担当へ接続できる導線が強化されました。
2. Shopify Dev MCPでPOS UIの自動コード生成が可能に
公式Changelog:Dev MCP now supports POS UI extensions
-
Shopify Dev MCPサーバーが、POS UI extensions向けのコード生成に対応しました。
-
IDE内で仮想ペアプロのように使え、コードスニペット生成・APIの探索・開発スピードの向上が期待できます。
-
既にDev MCPを使っている場合は、最新バージョンに更新するだけで自動的にPOS UI対応が含まれます。
3. ShopifyアプリをCloud Runへ:本番デプロイ完全ガイド公開
-
Google Cloud Run向けの新しいデプロイチュートリアルが公開されました。
-
Shopify CLIでアプリをスキャフォールドし、ローカル開発ストアでの開発後に本番環境へデプロイする一連の流れを解説しています。
-
GCPプロジェクトの権限設定(継続的デプロイ用)・本番DB構築・複数リージョンへの負荷分散まで含めてガイドされています。
まとめ
今週はマーチャント向けのアップデートは 1 件と控えめでしたが、開発者向けには実務に直結する改善が複数公開されました。
まず、Help Center に「Chat with a human」が追加され、これまでより早く有人サポートにアクセスできるようになりました。
小さな変更ですが、トラブル時の初動が大きく変わる実用的な改善です。
開発者向けでは、Dev MCP が POS UI Extensions のコード生成をサポートし、POS向け機能のプロトタイプ作成や開発効率が向上しました。
また、Shopify アプリを Google Cloud Run にデプロイするための公式チュートリアルが公開され、本番環境へのデプロイフローをより安全かつ体系的に構築できるようになっています。
全体として、運営者には「安心感」、開発者には「効率化」と、それぞれの立場でメリットのある週でした。
来週以降のアップデートにも期待したいところです。
📝この記事はGO RIDE エンジニア Kaiがお届けしました。
次回もお楽しみに!🏄♂️
【GO SUBについて】
弊社ではGO SUBの新機能や活用法についても日々記事を更新中です!
