Shopifyアップデートまとめ【12月第3週 】- 2025年末の運営をラクにする!重要改善3選
前回のアップデート記事はこちら
2025年を締めくくる、Shopifyからの贈り物。
忙しい年末の運営を支え、新年を身軽に迎えるための最新アップデート。
カレンダーも最後の一枚になり、ショップ運営の皆さまにとっては、
一年の集大成ともいえる慌ただしくも活気ある日々をお過ごしのことと思います。
「今年の在庫は今年のうちに把握しておきたい」
「溜まった経費精算やデータ分析を、少しでも効率よく終わらせたい」
そんな、“終わり良ければすべて良し”を実現したい今の時期にぴったりの改善が届きました。
今回のアップデートは、分析データの見方をパッと切り替えたり、
スタッフに決済や管理の権限をスマートに任せたり、
拠点間を移動する在庫の動きを透明化したりと、運用を裏側から支えるものばかり。
どれも派手な新機能ではありませんが、「これ、地味に助かるんだよね」と、
忙しい年末の自分に感謝したくなるような、実用的な3つの改善をご紹介します。
- 分析レポートの表示(表・グラフ)が瞬時に切り替え可能に
- スタッフ専用の決済カードが発行可能に(Shopify Balance)
- ロケーション間での在庫移動を可視化する「出荷レポート」が登場
ここからは、それぞれのアップデートについて
「どんな変化なのか?」「どんなシーンで役に立つのか?」「導入時に気をつけたいこと」を順番に見ていきます。
今回のアップデート内容を動画で知りたい方はこちら
目次
1. 分析効率が劇的アップ!レポートの「数値」と「グラフ」を瞬時に切り替え
公式Changelog: Switch between exploration methods in analytics
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分析レポートの画面で、「表形式(数値)」と「グラフ形式(図解)」をボタン一つで自由に行き来できるようになりました。
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「まずはグラフで売上の急増を確認し、すぐに表へ切り替えて原因の数字を細かくチェックする」といった、流れるような分析が可能です。
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これまでのようにレポートを作り直したり、画面をリロードしたりする手間がなくなり、データの比較・検証が圧倒的に速くなります。
2.移動中の在庫紛失を防ぐ!ロケーション間転送の出荷状況がレポートで追跡可能に
公式Changelog: Inter-location transfer order shipments reporting
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拠点間(店舗や倉庫の間)で行われる在庫の移動(転送)に関する出荷データを専用レポートとして抽出できるようになりました。
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「いつ・どの商品が・どの倉庫から出荷され、どこへ向かっているのか」が一覧で見える化され、発送ミスや紛失を防止します。
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これまでの「販売データ」とは別に「移動データ」を独立して管理できるため、物流コストや在庫補充のタイミングをより正確に把握できます。
3. もう経費精算で悩まない。スタッフ用カードと利用制限機能でバックオフィスを効率化
公式Changelog: Create balance cards for staff
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オーナーのShopify口座に紐づけて、スタッフ一人ひとりに専用の決済カードを渡せるようになりました。
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カードごとに「一日100ドルまで」といった利用制限を設定できるため、勝手に使いすぎるリスクを防ぎながら権限を委譲できます。
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備品の購入やイベントの出費などをスタッフが直接支払えるため、現金を手渡したり後から領収書を清算したりする手間がゼロになります。
まとめ
「なんとなく」を「正確に」変えて、最高の状態で新しい一年をスタートさせましょう。
今回ご紹介した3つのアップデート、いかがでしたでしょうか。
分析データを瞬時に切り替えて「今」の傾向を掴むこと。
スタッフに権限を預けて、自分にしかできない仕事に集中すること。
そして、移動中の在庫を可視化して、不透明な「ズレ」をなくすこと。
これらはすべて、忙しい日々に追われて見落としがちな「運営の精度」を底上げしてくれるものです。
一つひとつは小さな改善かもしれませんが、積み重なれば年末のラストスパートを支える大きな力になります。
2025年も残りわずか。
新しい機能を味方につけて、バックオフィス業務を少しでも軽やかに済ませたら、ぜひ、来年さらにショップを成長させるためのワクワクする計画に時間を使ってみてください。
皆さまのショップ運営が、2026年もより豊かでスマートなものになるよう応援しています!
📝この記事はGO RIDE エンジニア Kaiがお届けしました。
次回もお楽しみに!🏄♂️
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