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Shopifyアップデートまとめ【8月第1週】

2025年8月13日
前回のアップデート記事はこちら

8月第1週、Shopifyの機能がまたひとつ進化しました。


今回のアップデートは、見た目やデザインよりも 「運営のしやすさ」と「自由度の広がり」 が主役です。


  • 分析ダッシュボード を自分好みに整理できる

  • チェックアウトや顧客アカウント の編集がもっと直感的に

  • 自動割引の対象 を細かくコントロールできる

  • API更新 など、運営で気をつけたい仕様変更も



日常業務で「ここ、ちょっと面倒だな…」と思っていた部分が、地味だけど確実に改善されている印象です👍

今回は、それぞれの変更点を “実務でどう役立つか” という視点でサクッと解説します。


小さな改善も積み重なれば、毎日の作業効率は大きく変わります💪

一緒に最新情報をキャッチして、ストア運営をもっとスマートにしていきましょう!

1. Analytics ダッシュボードに “カスタムセクション” が追加!

📝 アップデート概要

  • Analyticsのダッシュボードでメトリックカードを自由にグループ化できる「カスタムセクション」が使えるようになりました。
  • 例えば「売上・平均注文額」「リピーター率」「広告施策別成果」など、業務テーマに応じたまとまりで整理できるように。
  • カードの並び順の保存も可能なので、運用のテンプレとしても使えます。

💡 ここが便利!

  • チームや部署ごとに必要な指標まとめを即アクセス可能に→報告や判断もラク!
  • 施策ごとにダッシュボードを切り替えたり、定期チェック項目を固定化できるので習慣化もスムーズ。
  • 表示/非表示やカード順序の調整で“見やすさ”を自分仕様にグッと最適化できます。

👉 まずは「売上系」「広告成果系」「ユーザー定着系」で3セクション作ってみて、見比べつつ調整するのがオススメです。

2.Shopify Flow が「GraphQL Admin API 2025-04」対応!

📝 アップデート概要

  • Automationツール「Shopify Flow」が、最新のGraphQL Admin API(バージョン 2025-04)に更新されました。
  • 新たに「createdAt」「updatedAt」「endsAt」「status」などのフィールドがフロー内で使えるように。
  • APIシステムの強化により、安定した自動化フローが組みやすくなっています。

💡 ここが便利!

  • 「○日経過後」や「ステータスが○のとき」のような、日時・状態を元にしたトリガーがキメ細かく設定可能。
  • サブスクリプション管理や会員ステータスに応じた分岐処理が簡単に組めるようになり、運用の精度がアップ。
  • 将来のアップデートにも柔軟に対応できる基礎が整った印象です。

👉 条件フィールドが増えた分、まずは既存フローの動作確認から始めるのがおすすめです。


3. チェックアウトやマイページでアプリブロック配置しやすく!

📝 アップデート概要

  • CheckoutとCustomer Account Editorの「Sections」タブで、アプリブロックを見たままドラッグ&ドロップ配置できるように改善。
  • プレビューと本番表示が揃うため、配置ミスや差異を最小限に。
  • 管理画面のUIもすっきりし、直感的な操作が可能に。

💡 ここが便利!

  • UIが感覚的になるので、設定ミスが減少、設定速度も上がります。
  • ABテストやキャンペーン時にブロック差し替えが楽!「このタイミングで違う案に替える」はスムーズ。
  • 開発者だけでなくマーケ・運用チームにも親切な設計。

👉 どのブロックがどこにあるか一目で把握できるから、初回設定でも安心です。

4. 関税・輸入税付きの注文でも編集できちゃう!

📝 アップデート概要

  • 関税や輸入税がついていた未発送の注文も、商品追加やキャンセルなどの編集が可能になりました。
  • 編集後の税金や関税も自動で再計算してくれます。

💡 ここが便利!

  • 国際販売でありがちな「訂正依頼が出たけど進行中だから…」という状況にすぐ対応OK。
  • 電話・チャットサポートの判断遅延やミスを減らせ、顧客満足にもつながる。
  • 返品・交換のオペフローともスムーズに統合できます。

👉 運用マニュアルに「編集可能なのは“未発送”の条件付き」と明記しておくと安心です。

5. 自動割引、対象を選べるように!

📝 アップデート概要

  • 自動割引の対象を「全顧客/特定セグメント/特定顧客」に分けて設定できるように。
  • POS Proでは店舗単位での適用除外も可能になり、より柔軟な施策設計が可能。

💡 ここが便利!

  • 「初回購入者だけ」「再購入ユーザーだけ」「VIPだけ」に割引設定ができるので、人件費を見ながら戦略的プロモが可能。
  • オンラインとリアル店舗で使い分けできるから、チャネルごとのキャンペーン調整も楽に。
  • 広告費をかけた施策がどれだけ刺さってるかの検証もしやすくなります。

👉 まずは「VIPセグメントだけ自動割引」を設定して、小さく効果検証するのもアリです。

6. Shopify Collectiveが“36カ国(日本含む)”対応に拡大!

📝 アップデート概要

  • Shopify Collectiveの提供地域が、さらに36カ国(日本含む)へ拡大しました。
  • 在庫リスクなしでパートナー商品の販売や、自社製品の別ストア展開ができる仕組みです。

💡 ここが便利!

  • 他ストアの人気商品を期間限定で取扱ったり、自社商品を新チャネルへ広げたりと、柔軟な販促が可能。
  • まずはリスク少なく試せるので、越境展開の第一歩にも最適。
  • パートナーシップ構築の土台としても使え、新たな販路が開けやすくなります。

👉 気になる国やカテゴリがあれば、少量からトライアルして反応を見つつ広げるのがオススメです。

まとめ

今回のShopifyアップデートは、見た目の派手さよりも 「毎日の使いやすさ」と「柔軟性アップ」 が光る内容でした。


  • 配置のしやすさ

    セクションやアプリブロックの並べ替えが直感的に。管理画面上で「ここをちょっと上に」がサクッと反映できるようになりました。

  • 編集の自由度

    分析ダッシュボードや商品・ページ編集で、カスタム要素を自由に追加できる幅が広がっています。これまでよりも管理画面だけで完結しやすくなりました。

  • データの見やすさ

    アナリティクスの情報整理がしやすくなり、「知りたい数字」へ最短ルートでアクセス可能に。次の施策が決めやすくなります。





💡 ひとこと

今回の改善は「見た目の変化」よりも、日々の運用ストレスを減らす方向に大きく舵を切っている印象です。

特に、レイアウト調整の手軽さデータの整理機能は、実店舗とECを併用している方や、多くの商品を扱う方にとってかなり助かるはず。


もし「このアップデート、具体的にどう使えばいいの?」というポイントがあれば、お問い合わせよりお気軽に聞いてください。

実際の設定例や運用シナリオも交えてお答えしますので、ぜひ参考にしてもらえればと思います。

📝この記事はGO RIDE エンジニア Kaiがお届けしました。


次回もお楽しみに!🏄‍♂️

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Kai Hayamizu

Kai Hayamizu

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