Shopifyアップデートまとめ【8月第4週】
前回のアップデート記事はこちら
こんにちは!GO RIDEのKaiです 👋
Shopifyのアップデートって、毎週のように出てくるので「全部追い切れないよ〜」って思うことありませんか?
僕自身も、つい後からまとめて確認する派です。
でも先週は、ちょっと見逃せない改善がいくつかありました。
配送ラベルのショップ名を自由に変えられるようになったり、B2B向けにストアクレジットを発行できたり。
さらにサブスクを支払い方法なしで作成できるようになったことで、移行作業がすごくラクになったんです。
「ちょっとした機能改善」って思うかもしれませんが、実際にストア運営をしていると、この“ちょっと”がすごく効いてくるんですよね。
ということで、今回もマーチャントのみなさんに役立つアップデートをピックアップしてご紹介します 🚀
目次
1.配送ラベルに自分のブランド名を!ショップ名を自由にカスタマイズ可能に
公式ChangeLog: Customize your shop name on shipping labels
📝 アップデート概要
- 配送ラベルに表示されるショップ名をカスタマイズできるようになりました。
- ブランド名を前面に出したり、逆に高額商品を目立たせないように匿名的に配送するなど、目的に合わせた設定が可能。
- この変更は Shopify Shipping を利用しているマーチャントが対象です。
💡 ここが便利!
- ラベルに「ブランド名」を入れることで、配送体験からブランディングを強化できる。
- 高額商品の場合には「会社名」を工夫することで、盗難リスクや不必要な注目を避けられる。
- ストアの戦略や顧客層に応じて、配送時の印象をコントロールできる柔軟性が魅力。
👉 注意:設定を変更しても、各配送業者のラベル仕様により表示される情報は一部異なる場合があります。実際のラベルを必ずテスト購入で確認しましょう。
2.B2B取引がもっと便利に:企業単位で使えるストアクレジット
公式ChangeLog: Store Credit for B2B Customers
📝 アップデート概要
- B2B顧客向けにストアクレジットを発行できるようになりました。
- クレジットは「企業」単位で管理され、その企業に属するすべての購入者がチェックアウト時に利用可能。
- クレジット残高は、会社詳細ページの「Store credit」セクションから確認・管理できます。
💡 ここが便利!
- 企業単位での購入管理が簡単に。複数の担当者が同じクレジットを使えるため、経理や精算がスムーズに。
- 掛け売り・前払い・販促など、B2B取引に多い商習慣に柔軟に対応可能。
- クレジット残高をインセンティブとして渡すなど、法人向けのロイヤリティ施策にも活用できる。
👉 注意:この機能は B2B対応のShopify Plus が対象です。一般的なD2Cストアには適用されないため、導入前にプランを確認しましょう。
3. オペレーション効率化に直結:バリアントごとの配送パッケージ設定
公式ChngeLog: Set default packages for product variants
📝 アップデート概要
- 製品バリアントごとにデフォルトのパッケージ寸法と重量を割り当てられるようになりました。
- これにより、単品注文時に適切なパッケージ情報が自動で入力されます。
- 複数のバリエーションを持つ商品でも、各バリエーションに合わせた配送計算が可能になります。
💡 ここが便利!
- 正確な送料提示が可能になり、購入者に不信感を与えにくくなる。
- 毎回の配送設定作業が不要になり、運営オペレーションを効率化できる。
- サイズや重量が大きく異なる商品バリエーションでも、誤配送や送料誤差を防止できる。
👉 注意:この設定は単品注文時に優先されます。複数商品を組み合わせた注文では、全体のパッケージ計算ルールに基づくため、テスト注文で挙動を確認することをおすすめします。
4. 購入後の熱量を活用!アナウンスバーで次のアクションを促せる
📝 アップデート概要
- 購入完了後の「ありがとうございます(Thank You)」ページや顧客アカウントページに、アナウンスバーを表示できるようになりました。
- このバーを使えば、レビュー依頼やアンケート、追加商品の提案など、購入後すぐに見てもらいたいお知らせを届けられます。
- 2025-07版のUI拡張APIに対応しているため、自作開発やアプリ導入のどちらでも利用可能です。
💡 ここが便利!
- 購入直後という最も注目してもらえるタイミングで、お客様に追加アクションを促せる。
- レビュー獲得率やリピート購入率など、売上やロイヤリティに直結する指標を高められる。
- テーマを大きく編集せずに導入できるため、テストや改善も柔軟に対応できる。
👉 注意:利用にはUI Extension API(2025-07)が必要です。表示条件(例:初回購入のみ、特定顧客のみ)や効果測定は実装時に必ず確認しましょう。リリース前にはテスト環境で表示位置や動作をチェックするのがおすすめです。
5. Shopifyサブスク移行を加速:支払い方法未登録でも契約を作成可能に
📝 アップデート概要
- GraphQL Admin API(Unstable版)を使えば、支払い方法を登録しなくてもサブスクリプション契約を作成できるようになりました。
- ただし、通常のチェックアウトで作られる契約にはこれまで通り支払い方法が必要です。
- これにより「カード情報が欠けている」「有効期限が切れている」といった契約でも、まず契約データだけをShopifyに移行して、支払い情報は後から更新できます。
💡 ここが便利!
- 移行がラクに:支払い方法が揃っていなくても契約を先に移せるので、移行のボトルネックがなくなります。
- 顧客への負担を軽減:契約はすぐに移しておき、支払い情報は後で入力してもらう流れにできるためスムーズ。
- スピーディな導入:サービス切り替え時に「契約データを先にShopifyへ」という進め方が可能に。
👉 注意:支払い方法を登録するまでは請求は行えません。また、不安定版APIを利用するため、今後仕様が変わる可能性があります。導入前には必ずテスト環境で動作を確認しましょう。
まとめ

先週のアップデートは、配送 🚚・B2B 🤝・チェックアウト後の販促 💬・サブスク移行 🔄 と、どれも現場の運営に直結する内容でしたね。
個人的には「配送ラベルのショップ名カスタマイズ」はすぐにでも試したい機能ですし、B2B取引をしている方にとってはストアクレジットがかなり便利になると思います。
サブスクを扱っている方なら、「支払い方法なしで契約を移行できる」改善にはきっとホッとするのではないでしょうか。
こうした細かい改善って、つい後回しにしがちですが、実は日々の運営のストレスを減らしてくれるものばかりです。
気になる機能があれば、この機会にぜひ一度触ってみてください。きっとストア運営が少し楽になりますよ ✨
📝この記事はGO RIDE エンジニア Kaiがお届けしました。
次回もお楽しみに!🏄♂️
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