"Achieving B2B sales with Shopify! A thorough explanation of how to set wholesale prices"
Shopifyで一般のお客様向けに販売している店舗でも、「卸売(ホールセール)販売」を導入することで、新たな販路を拡大することができます。
今回は、卸売販売を行う際に便利なアプリ「Wholesale All in One」を使って、卸売価格を設定する方法をご紹介します。
卸売(ホールセール)とは?

「卸売」とは、販売者が一般消費者ではなく、小売店や事業者向けに商品をまとめて販売する仕組みです。
通常の販売よりも数量が多く、単価が安く設定されるのが特徴です。
Shopifyで卸売を行う場合、一般のお客様とは異なる価格設定をする必要がありますが、標準機能だけでは難しいため、専用のアプリを導入するのが一般的です。
おすすめアプリ:「Wholesale All in One」での価格設定方法
ここでは、筆者おすすめのアプリ「Wholesale All in One」を使った価格設定方法を紹介します。
このアプリでは、「共通の卸売価格を一括で設定」する方法と、「商品ごとに個別価格を設定」する方法の2種類が用意されています。
1.「Common Wholesale Pricing(一般的な卸売価格設定)」の設定方法
①アプリをインストールしたら、メニューの「Pricing and Discounts」を開きます。
②「Common Wholesale Pricing」>「Create Wholesale Pricing」をクリックし、新しい価格設定を作成します。
まず、設定のタイトルを入力し、対象となる顧客タグを選択します。
今回は「wholesale」タグを付与された顧客を対象に設定します。

次に、「Select target products」で卸売価格を適用する商品を選びます。今回はすべての商品を対象にします。
そして、「Select discount type」で割引方法を選択します。以下の3種類から選べます。
元の価格をパーセンテージ(%)で引き下げる
元の価格から一定金額を値下げする
固定価格を適用する

今回は、「元の価格を20%引き下げる」を選択しました。
設定を保存すると、wholesaleタグを持つ顧客のみが割引価格で購入できるようになります。
2. 「Individual Wholesale Pricing(個別卸売価格設定)」の設定方法
①「Individual Wholesale Pricing」>「Create Wholesale Pricing」をクリックします。
②タイトルと対象タグ(例:wholesale)を設定します。
※ここまでは「Common Wholesale Pricing」と同じです。

③「Select target products」で商品を選択し、「Add products」をクリックします。
商品の追加画面が表示されるので、価格を個別に設定したい商品を選びます。

追加後、それぞれの商品ごとに異なる卸売価格を設定できます。
たとえば、特定の商品だけ10%オフにするなど、柔軟な設定が可能です。
まとめ
今回は、Shopifyで卸売販売を行う際に便利なアプリ「Wholesale All in One」を使って、卸売価格を設定する方法をご紹介しました。
Shopifyには他にも、卸売販売に特化したアプリが多数あります。
これからBtoB取引を始めたい方や、卸売の価格設定でお悩みの方は、ぜひ自社の販売スタイルに合ったアプリを探してみてください。
また、弊社GO RIDEでは、卸売機能の導入や価格設定の代行サポートも行っています。
「導入してみたいけど難しそう…」という方は、ぜひお気軽にご相談ください。