Shopifyでの英国向け販売におけるVAT徴収制度について
概要
イギリスのEU離脱により税制が変更されたことに伴い、Shopifyを利用した英国向け販売において£135未満の注文でVATを徴収する義務が発生しております。本記事では、この制度変更の背景と現状についてご説明いたします。
【制度内容】
- 対象地域: 英国(イギリス)
- 対象注文: 135ポンド未満の注文
- 制度内容: 売り手によるVAT徴収義務
【EU離脱による税制変更】
イギリスのEU離脱に伴い、135ポンド以下の商品について、売り手が販売時点でVATを徴収し納税する義務が発生します
- 対象金額: 135ポンド以下(送料含まず)の商品価値
- 納税義務: 海外への売り手(サイト運営者)にVAT納税義務が発生
- 必要手続き: イギリスでVAT登録を行い、適切な納税手続きを実施する必要がある
運用上の課題
税金を請求する必要があるかどうかは、ご自身で判断する必要があります。不明な点がある場合は、管轄の税務当局または税理士にご相談ください。
Shopifyより引用
税金を請求する必要があるかどうかは、ご自身で判断する必要があります。不明な点がある場合は、管轄の税務当局または地元の税理士に相談してください。通常、EU加盟国に対して販売する場合、自国の税務当局でEUのVATを請求するための登録を行う必要があります。12か月間のイギリスのお客様への売上が85,000イギリスポンド以上である場合、通常は、イギリスのVATを請求するための登録を行う必要があります。
Shopifyの公式ドキュメントは こちら
現在の対応状況
現状では、Shopify側でVATの徴収設定を行うことが可能です。
£135未満の注文を受け付けないよう制限する場合など、より複雑な制御が必要な場合は、Shopify標準機能では対応が困難なため、サードパーティアプリの使用が必要になります。

まとめ
イギリス向けの135ポンド以下注文におけるVAT徴収は、EU離脱後の重要な制度変更です。
Shopify標準機能での基本対応は可能ですが、より複雑な要件がある場合はアプリやカスタム開発での対応が必要となってきます。
Shopifyでの越境販売を行う上でご不明点やご相談がございましたら、お気軽にGO RIDEまでお問い合せください。