海外のバレンタインデーはどう過ごす?バレンタインデーの由来・起源から各国の過ごし方を解説!

by STAFF GO RIDE

2月のイベントといえばバレンタインデーですね!


日本では、女性から男性へチョコレートなどをプレゼントするというのが通例になっていますが、海外では男性から女性にプレゼントをすると聞いたことがある方も多いでしょう。


今回の記事では各国の実際のバレンタインデー事情について紹介していきます。


バレンタインデーとは

そもそもバレンタインデーとは元々何の日かみなさん知っていますか?


バレンタインデーとは、聖ウァレンティヌス(バレンティヌス)という人が、当時の皇帝が結婚を禁じたことに反抗した結果、処刑されてしまった日です。


ウァレンティヌスの勇気ある行動に対し、後世の人々が彼を恋人の守護神としてように祭るようになった日なのです。

現代においては、バレンタインデーは愛の日としての認識が強いですね。


非キリスト教圏である日本には、戦後になってからアメリカから伝わったとされています。


日本のバレンタイン

日本でバレンタインデーに女性が男性へチョコレートを送るという文化が根付いたと言っても過言ではないでしょう。逆チョコ・逆バレンタインという言葉もすっかり定着しましたね。


ご存知の方も多いでしょうが、このチョコを送る文化は、お菓子メーカーによるマーケティング戦略が身を結んだ結果です。


chocolates with rose
Image by Gabriele M. Reinhardt from Pixabay ​​

日本でバレンタインの風習を1番最初に行ったのは、神戸のモロゾフ製菓と言われています。


モロゾフ製菓が、1936年に外国人向けの英字新聞にバレンタインにチョコレートを送りましょうという文章の広告を掲載したのが、日本のバレンタインの風習の起源と言われています。


それから数十年後の、1960年代ごろから百貨店やお菓子メーカーがバレンタインデーに販売促進のためのプロモーションを行うようになりました。


そして、70年代にやっと現在のような女性が男性に対して愛情を込めてチョコレートをプレゼントするという風習が定着しました。



今では当たり前になっているこの風習は企業のマーケティング戦略が大成功した結果ということになります。



ちなみに、ホワイトデーに関しても全て日本発祥です。


何か贈り物をもらったらお返しをしなければならないという、日本人の感性を狙って、これもまた企業側がホワイトデーを作ったと言われています。(最初に行った企業は諸説あるため今回は割愛)




さて、ここからは日本以外でのバレンタインデーがどのような過ごし方・風習なのか見ていきましょう。



韓国

おとなり韓国では、日本の文化が伝わる形で、女性から男性にチョコをプレゼントして、ホワイトデーに男性が女性にお返しをするのが一般的になっています。


それに加えて、韓国には4月14日にブラックデーと呼ばれる日が存在します。


ブラックデーでは、残念ながらバレンタインデー・ホワイトデーに縁のなかった人が、黒い服を着て黒いチャジャンミョン(韓国風ジャージャー麺)を食べたり、ブラックコーヒーを飲んだりして慰め合う、という日です。


ホワイトデーの反対で、ブラックデーということのようですが、何から何まで真っ黒にしてしまったんですね。


このブラックデーで恋人を見つける人も多いようで、イベントの一つとして楽しまれているようです。


アメリカ

アメリカではバレンタインデーは男性が女性に愛を伝える日です。

日本とは違って、花束やアクセサリーなどを贈り物として選ぶことが多いようです。


しかし、最近ではもっと広い捉え方で、親しい中の人に感謝を伝える日として認識されており、家族や親しい友人にプレゼントを贈ったり、女性からも何か特別なことをすることも増えているようです。


中国

中国のバレンタインは男性から女性へ贈り物をするのが一般的です。

特に恋人の日という認識が強く、家族や友人へのプレゼントというのはあまりなく、義理チョコ文化は全くないようです。

そのため独り身には縁のないイベントとなっているようです・・・。


台湾

台湾ではバレンタインデーがなんと年に2回もあります!


一つ目は他と同様の2月14日で、男性から女性へ花束を送ることが多いようです。中国同様、恋人たちのための日という認識のようです。


もう一つは、旧暦の7月7日、毎年8月に七夕情人節という日があります。こちらが台湾の方達にとってはメインのバレンタインデーで、バレンタインのフェアやキャンペーンが実施されます。

この日も男性から女性へプレゼントをすることがほとんどです。


台湾では、ホワイトデーのようにお返しをする日はなく、男性が女性に尽くすという文化があるみたいです。


イタリア

イタリアといえば、男性が女性に情熱的なアプローチをすることでお馴染みです。


しかし、バレンタインデーでは、男性から女性に花束などをプレゼントするという、かなり一般的な過ごし方をするようです。日本のように、告白や相手に気持ちを伝えるという文化はないようです。


ただし、バレンタインデーの次の日、2月15日は特殊な過ごし方をするようです。

15日はSan Faustinoと呼ばれる日で、恋人がいない人たちが一緒に食事や、パーティーをする日になっている、シングルの日になっているのです。


我々のイタリアのイメージとはかなりかけ離れた過ごし方で、意外に思う方も多いのではないでしょうか?


red roses
Image by Pexels from Pixabay ​​

いかがでしたか?


今年のバレンタインも目前ですが、

今年はいつもとは違って海外のようなバレンタインの過ごし方を試してみるのもいいのではないでしょうか?

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