すぐに改善できる!購入率を上げるUI/UXデザインについて

ECサイトでの購入率を向上させるには、ユーザーがストレスなく商品を探し、購入できる設計が不可欠です。
ECサイトのUIを最適化すると、コンバージョン率が大幅に向上します。
今回の記事では、優れたECサイトUIの具体例をもとに、5つの改善ポイントを解説します!
UI/UXデザインとは
そもそもUI/UXとは何を指しているのか?ということを簡単にご説明します!
UI(ユーザーインターフェース)とは「画面デザインやボタン配置などの視覚的な要素」
UX(ユーザーエクスペリエンス)は「サイトやアプリを利用する際の使いやすさや満足度などの体験全体」を指します。
UI/UXについては以前弊社の記事でもう少し詳しく説明しておりますので、合わせてご確認ください。
【該当記事】 CVR向上に効果的!ECサイト制作で気を付けるべきUI/UXのポイントを実例を交えて解説します。 |
ECサイトの良いUIとは
ECサイトの成功には、ユーザーが迷わず商品を見つけ、スムーズに購入できるUI(ユーザーインターフェース)が不可欠です。
適切なUI設計を施すことで、コンバージョン率(CVR)の向上や顧客満足度のアップが期待できます。
以下にてすぐに導入いただける、購買率を高めるための5つのUIの工夫について解説します!
①カテゴリーでの絞り込みを配置
ECサイトの商品数が多い場合、検索バーだけでは目当ての商品を探しづらくなります。
カテゴリーでの絞り込みを用意することで、直感的に選べるUIになり、ユーザーの負担が減少します。
具体例として、
キャラクターグッズやVポイントカードなどのエンタメ商品を扱うFAN+Lifeのストアでは、「作品」「アイテム」「ブランド」「ジャンル」で項目を分けてそれぞれで細かく絞って表示することが可能です。
また、コレクションごとにも検索できる項目と検索できない項目をテキストの色を変えて表示することで分かりやすい絞り込みが実装されています。
絞り込みのUI要素のポイントとしては、
・フィルター機能のデザイン
・カテゴリーの配置方法(サイドバー・ドロップダウンなど)
となります。
また、UXへの影響として、
商品検索のしやすさは直帰率低下、回遊率向上につながります。
②商品ランキングを表示
売れ筋ランキングを表示することで、ユーザーが「どの商品を選べばよいか」の判断がしやすくなります。
特に新規ユーザーは人気商品を参考にする傾向が強いため、ランキングの活用は効果的です。
具体例として、こちらも同じくFAN+Lifeの例となります。
こちらのストアでは、TOPページにランキングのセクションが配置されています。
商品ランキングのUI要素のポイントとしては、
・ランキングのレイアウト(リスト型)
・視覚的強調(数字を目立たせるデザイン、配色)
となります。
UXへの影響としては、人気商品の可視化が購買意欲向上、意思決定のスピードアップにつながります。
③商品の画像を複数枚表示
ECサイトでは試着や実物確認ができないため、商品画像の充実度が購入の決め手になります。
複数の角度や使用イメージの画像を掲載することで、ユーザーの不安を解消できます。
具体例として、
アパレル商品を扱うGAEDEN TOKYOのストアでは商品のさまざまな角度からの写真だけでなく、実際にモデルが試着している写真も複数枚掲載されています。
このように、アパレルに関しては商品のみの写真に追加で、試着写真を掲載することが効果的です。
UI要素のポイントとしては、
・画像スライダーのデザイン(サムネイルの配置、拡大機能)
・画像の表示形式(ホバーで拡大、スワイプ対応など)
上記も含まれます。
UXへの影響として、視覚的情報の増加が購入の不安解消、返品率低下につながります。
④お気に入り機能の追加
「あとで買いたい」「比較したい」というユーザーのニーズに応えるのが、お気に入り機能です。
カートに入れる前の段階でユーザーが商品を保存できるため、 リマインド効果が生まれ、購入率の向上が期待できます。
具体例として、
日用雑貨を扱うFORNEのストアではお気に入り登録機能を設置し、ユーザーが簡単に商品を保存できるようになっています。
UI要素のポイントとして、
・ハートマークやボタンのデザイン(分かりやすく配置)
・お気に入りリストの表示方法(TOPページのヘッダーから表示)
UXへの影響としては、
購入検討のしやすさが向上すると、再訪問率が上がり、カート放棄率も低下します。
⑤ファーストビューにスライダーを配置
ファーストビュー(サイトを開いた瞬間の画面)は、ユーザーがECサイトに滞在するかどうかを決める重要なポイントです。
スライダーを活用すると、主力商品やキャンペーン情報を視覚的に伝えやすくなります。
また、スライダーに商品ページへの導線をつけることで、希望する商品を見つけやすく使い勝手が良くなります。
具体例として、
革製品を扱うikedayaのストアではファーストビューにスライダーを配置し、主要商品の魅力を伝えると同時に、スムーズに商品ページへ遷移できる導線を設計しています。
UI要素のポイントとして、
・スライダーのレイアウト(全画面型・コンテンツ横並び型など)
・動線の設計(クリックで商品ページへ誘導)
となります。
またUXへの影響として、
最初の印象が強くなることで直帰率低下、エンゲージメント向上につながります。
まとめ
これまでご消化した5つの方法以外にも、ECストアで効果的なUIはたくさんあります。
今回は比較的導入しやすい方法に絞ってご紹介してみました!
ECサイトの売上を伸ばすには、ユーザーが「快適に買い物できる」環境を整えることが重要です。
自社ストアでも是非参考にしてみてください!