Shopifyにおけるスマートオーダールーティングとは?設定方法と例を紹介

by Takushi Matsuura

皆さんはスマートオーダールーティングという言葉をご存知でしょうか。


Shopifyにもスマートオーダールーティングの機能があります。


今回の記事では、Shopifyにおけるスマートオーダールーティングの活用方法を紹介していきます。
 

スマートオーダールーティングとは

スマートオーダールーティング(SOR)とは、国内取引所や私設取引所などの複数の市場から最良の価格がある市場を自動的に選び、売買をする注文のことを指します。


Shopifyにおけるスマートオーダールーティング

Shopifyにおいては、上記のものとは異なります。


Shopifyのスマートオーダールーティングの機能は、倉庫や配送について、注文ごとに最適な方法を自動的に割り当ててくれる機能です。


詳しく見ていきましょう。
 


ストアの管理画面から、「設定」→「配送と配達」→「注文のルーティング」を選択すると設定画面が表示されます。

shopify admin order routing

こちらの画面から、発送ルートの割り当てのルールを設定できます。



例えば、「分割フルフィルメントを最小限に抑える」という設定は、


①一つの注文の中に商品Aと商品Bが含まれる
②商品Aは倉庫aに、商品Bは倉庫aにも倉庫bがある
という場合に、商品を別々に発送するのではなく、同じ倉庫ロケーションから発送するように設定できるということです。
 


注文者の住所や商品の特性によっては、別の場所から発送と同じ場所からの発送により配送料に差が出てくる場合があるため、このような機能があると最適な価格での配送が可能になります。



その他にも、配送先にちかいロケーションからの発送、発送倉庫の優先順位の設定が可能になっており、細かくルールの設定ができるようになっています。


またそのルールを複数設定可能で、適用順番の設定も可能です。

設定例

smart order routing example setting

上の画像のように設定した場合のフローを紹介します。


倉庫は
東京(全商品)
大阪(全商品)
愛知(商品Aのみ)

とします。



神奈川から商品A、商品Bの注文がありました。



①「分割フルフィルメントを最小限に抑える」のルールから、一部商品のみしかない愛知の倉庫は除外されます。



②続いて、「最も近いロケーションから配送する」のルールから、配送先住所の神奈川により近い東京の倉庫からの配送が決定されます。
 

いかがでしたでしょうか。


多くの倉庫を持ち、倉庫ごとで在庫の持ち方が異なるようなマーチャントさまにとっては配送ルールの設定ができるというのは非常に便利な機能ですね。


スマートオーダールーティングの機能を活用して、より効率の良い配送を設定してみてください!
 

Takushi Matsuura

Takushi Matsuura

Account Manager

LA→Yokohama

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