Ahrefs × Shopifyを活用したSEO戦略を解説!

by Chie Suzuki

ShopifyでEコマースビジネスを始めて売れはするけどもっと色々な人に見てもらいたい!ショップ検索画順位が低すぎる!でもどうすればいいかわからない。そんなお悩みはありませんか?


オンラインビジネスにおいてSEO(Search Engine Optimization)は不可欠な要素です。特に、Shopifyのようなeコマースプラットフォームを使用する場合、AhrefsのようなSEOツールを活用することで、ビジネスの成長を手助けする事ができます!


今回の記事ではShopifyとAhrefsの組み合わせを活用した効果的なSEO戦略についてご紹介します。

ShopifyでAhrefsの活用を最大化させる

Shopify上の設定をAhrefsを活用し行こなうことでストアのSEO戦略を強化し、検索エンジンでのランキングを向上させることができます。

Hrefs (エイチレフス)とは 

シンガポールに本社があるSEOツールを提供するSaaS 企業です 現在は世界22箇所にオフィスがあり 100人+の体制で運営されています。

現在は日本語でのサービス提供もされており、株式会社フルスピードが日本ではパートナーとしてサービス提供を行っています。


https://ahrefs.jp/

2024年3月時点での料金は下記のようになっており 12,500円〜125,000円/月 となっています。



2024年11月追記

Ahrefs Japan 公式 X アカウントが作られ日本語で情報発信がされています

またヘルプセンターでは日本語でチャットサポート対応してもらえるようになったようです。


特に被リンク分析に強みを持っているSEOサービス(企業)となっています。


日本語でブログも提供されており、人気の記事1位は

被リンクを調べる方法|無料・有料の被リンクチェックツール8選

となっています。

その他にも

Ahrefsの指標「ドメインレーティング(DR)」とは


など機能に関する記事も公式で書かれています。




Hrefs の主要機能

SEOのためにはまず現状のサイト、ドメインの分析が必要になります。そこで活躍するHrefs の主要な機能をここでは確認していきたいと思います。




Hrefsにログインをすると上部ナビゲーションにメニューが表示されます。(現在は日本語でもメニュー表示がされますが、当社は越境のクライアントもいるため、そのときによって言語設定を変えています)


左から

  1. Dashboard
  2. Site Explorer
  3. Keywords Explorer
  4. Site Audit
  5. Rank Tracker
  6. Content Explorer
  7. Web Explorer
  8. Competitive Analysis

とあります、 ここではShopify でのSEO 対策の際に使われることが多い機能について紹介していきたいと思います。

Dashboard 解説


左から

  1. Domain Rating
  2. Referring Domain
  3. Backlink
  4. Organic Traffic
  5. Organic Keywords

となっています。

1.Domain Rating
Hrefs のドメインに対する評価スコアになります。 計算方法については公式のこちらの解説

にあるとおり




DRが高いほど、リンク先のドメインに多くの「リンクジュース」が転送されます。リンク元のドメインは、その評価をリンク先のドメインへ満遍なく分配します。つまり、3つのドメインにリンクしているDRが10のドメインは、100万のドメインにリンクしているDRが80のドメインよりも、DRに影響を与える可能性があります。




2.Referring Domain 

そのターゲットURLを参照している(被リンクしている)ドメインの数になります。


3.Backlinks 

被リンク数になります


4.Organic Traffic 

月間の想定トラフィック数になります。 Hrefs の公式ブログにあるとおり推定値になりますので Google Analytics の数値とは異なってきます。




  1. ターゲットがオーガニック検索結果上位100位にランクインしているキーワードをすべて探し出します。
  2. ターゲットがそれぞれのキーワードからどれだけのトラフィックを得ているか、ランキング順位とその順位での推定CTRをもとに推定します。
  3. これらの数字をすべて足し算していくのです。



5. Organic Keywords

対象ウェブサイト、サブセクション、またはURLが、Ahrefsデータベースに登録されているすべての国において、Googleのオーガニック検索結果トップ100にランクインしているキーワードの合計数です。

公式ブログはこちら
オーガニックキーワードとは何ですか?

Hrefs の良いところとして国別にランクインしているキーワード数を確認することができるため 越境ECの時には対象国にターゲットを絞ったり、全ての国を対象にしたりしてデータを確認できるところが優れています。

同じ意味を持つキーワードでも言語も違えば、傾向も違うため国ごとにランクインしているキーワード数をフィルターして確認できるのは越境ECにはとっても便利なポイントです。


さてダッシュボードの見かたがわかったところでShopify においてはどのようにしてHrefs を活用していけばよいのか見ていければと思います。

ShopifyでAhrefsの活用を最大化させる

競合分析の実施

Ahrefsのウェブサイトエクスプローラー(site exploer )を使用することで、競合他社のウェブサイトを詳細を深掘りする事ができます。

Ahrefsで確認できる競合他社の情報はバックリンクプロファイル、キーワード戦略、コンテンツ戦略など様々。

競合他社の成功事例から学ぶ事ができ、自社のウェブサイトの改善点や新たな戦略の発見に役立ちます。

どういったキーワードにおいて自社がトラフィックを得ており競合サイトにおいては、どういうキーワードからトラフィックを得ているかを分析しストアの売上向上につなげることが可能です。


内部リンク構造の最適化

AhrefsのSite Auditツールを使用することで、内部リンクの問題を特定し、修正に役立てる事ができます。

Shopifyストア内の内部リンク構造を最適化すると、検索エンジンがウェブサイト内の重要なページを効果的にクロールする事ができるようになり”サイトの質”の評価が上がります。

検索エンジンからの評価を上げることで検索結果上位への表示を期待できます。

またリンク資産を被リンクの多いページから少ないページに渡すことができるため、通常被リンクが少なくなるトランザクションページ (ECにおける商品ページ等)にリンクを渡し、権威(Authority)を高めることができます。


内部リンクの構造を改善するためには下記の画像のとおりページ上部にあるリンクがより高く評価されること 、リンク自体のターゲットの場所を指定し多くの被リンクを持つページから被リンクが少ないページにそのリンク資産を渡すことができることを理解して施策を具体的に打っていくことで改善が可能になります。



詳しくはHREFSが推奨する内部リンク施策についてのブログがこちらにあります。

SEOは内部リンク施策を優先すべき理由

キーワードリサーチとコンテンツ戦略

キーワードリサーチとコンテンツ戦略は、オンラインビジネスのSEO戦略において非常に重要な要素です。それぞれの手法について詳しく見ていきましょう!

キーワードリサーチ

キーワードリサーチは、ストアの業界や製品に関連する検索キーワードを特定し、それらのキーワードの検索量と競争力を評価する事ができるプロセスです。Ahrefsのキーワードエクスプローラーを使用することで、以下の手順で効果的にキーワードリサーチをする事ができます。

  • 関連キーワードの特定: ストアで販売している製品に関連するキーワードをAhrefsのキーワードエクスプローラーで検索。これにより、潜在的な顧客が検索する可能性のあるキーワードを把握します。




キーワードレポートの例

キーワード毎に 候補レポートから上位キーワードが表示


  • 検索量と競争力の評価: 検索される頻度が高く、かつ競争が比較的低いキーワードを選定します。Ahrefsのツールを使用して、各キーワードの検索量や競争力を分析し、最適なキーワードを選定します。



例えばこちらのキーワード how to gain muscle (筋肉をつける方法) というUnited States での検索ボリュームは16K = 16000件となっています。



キーワードの難易度 66

top 10 にランクインするために 167サイトからのバックリンクが必要と予想される


詳しくは 下記をご確認ください。

Ahrefsの使い方:キーワードエクスプローラー_概要レポートの使い方


コンテンツ戦略

先ほど選定したキーワードを活用し、ユーザーが求めている情報を提供しましょう。具体的に以下のような手法を取ることができます。

  • 人気トピックの特定: Ahrefsのコンテンツエクスプローラーを使用して、ストアの製品に関連していて人気のあるトピックやトレンドを特定します。これにより、読者が関心を持つ可能性が高いトピックを把握します。

  • ブログ記事の作成: 特定した人気トピックやトレンドに基づいて、ブログ記事を作成します。記事の内容は、選定したキーワードを適切に組み込み、ユーザーに有益だと思ってもらえる情報を提供することが重要です。

ストアの分析を綿密に行い、ユーザーの興味に沿ったコンテンツを提供する事ができると、サイトの質が良いと判断され検索エンジンでのランキングを向上させる事が期待できます。

バックリンク戦略

バックリンク戦略では、他のウェブサイトから自社ウェブサイトへのリンクを獲得することを目的としています。これにより、検索エンジンの信頼性やランキングが向上し、オンラインビジネスの露出と信頼度が高まります。

それではバックリンク戦略の詳細を説明します!

バックリンクの機会の発見

  • Ahrefsのバックリンクプロファイラーを使用する: Ahrefsのバックリンクプロファイラーを活用して、ストアの業界や製品に関連するウェブサイトからバックリンクの機会を探す事ができます。これを活用し競合他社のバックリンク戦略を分析し、自分のストアにもバックリンクを強してくれるポテンシャルのあるサイトを探し出す事ができます。

  • ウェブサイトへのアウトリーチ: 関連性の高いウェブサイトにアウトリーチを行い、自社の製品やコンテンツを宣伝します。他のウェブサイトが自社のコンテンツをリンクすることで、バックリンクを獲得し、検索エンジンランキングを向上させることができます。

コンテンツの共有とバックリンクの獲得

そうはいっても、競合が紹介してもらっているからと私のストアにもバックリンクを、と交渉するのは少しハードルが高いですよね。以下のような方法でもバックリンクを獲得する事ができます。

  • Shopifyコンテンツの共有: Shopifyストアの製品やブログ記事をSNSやブログなどのプラットフォームで共有することで、自然なバックリンクを獲得する事ができます。他のウェブサイトの管理者やユーザーが自社のコンテンツに興味を持ち、自発的にリンクを貼ることも期待できます。

  • バックリンクのモニタリングと調整: 獲得したバックリンクはAhrefsのバックリンクトラッカーを使用して、状況をモニタリングしましょう。セキュリティのないサイトで共有されると悪いバックリンクと判断され、サイトの評価を落とされてしまう可能性があります。そういう場合はバックリンクを否認、削除して対応しましょう。

Ahrefsは、Shopifyでオンラインビジネスの成長を促進するための有効かつ強力なツールです!

競合分析、キーワードリサーチ、バックリンク戦略など、これらのツールを組み合わせた総合的なSEO戦略は、検索エンジンランキングの向上やオーガニックトラフィックの増加につながります。定期的なモニタリングと戦略の最適化を行いながら、ShopifyとAhrefsを活用して、オンラインビジネスの成功に向けて努力しましょう!


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Chie Suzuki

Chie Suzuki

GO RIDE

在米5年。LAオフィス勤務。デジタルマーケターとしてSNS運用、広告運用、サイト分析などを担当

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