Googleパートナーが解説!鉄板集客施策

by Chie Suzuki

「ShopifyでECストアを始めたいけど集客の方法がわからない」、「色々集客方法について調べたけど結局どうすればいいの?」と感じていませんか?

今記事ではおすすめの集客の方法5選とそのメリット・デメリット、Shopifyと併用して使用するのに特におすすめの集客方法をご紹介します。

どうして集客戦略が必要なのか?


ECストアの売り上げは”訪問数✖️購入率✖️客単価”で決まります。


ECストアをどれだけお洒落に仕上げても、顧客一人ひとりの購入単価が高かったとしても、そのストアを訪れる人がいなければ売り上げはつきません。購入率や客単価をあげることも大切ですが、ストアへの訪問者数を増やすことストア全体の売り上げを増やすことができます。

ECストアの構築が終わったらまず訪問数を増やす施策(集客方法)を模索しましょう。

訪問数_購入率_客単価

考えられる課題


ECストアを立ち上げて集客を始めるにしても、様々な課題が浮かんでくると思います。その考えられる課題のいくつかをご紹介します。


手段が多く優先順位がつけにくい

一概に集客戦略といっても広告やSNS運用、メールマーケティングなど様々な手段が考えられます。どの施策から始めたらいいかわからず、たくさんのものに手を出してしまい全てが中途半端に、効率の悪い運用になってしまい思ったような効果が得られない可能性があります。


コストが高すぎる

代表的な広告手法であるリスティング広告を行う場合、相場は月に約20-50万円ほどと言われています。予算を抑えようとしてキーワードを絞りすぎると今度はかえって検索ボリュームが減り費用対効果が低くなることが考えられます。


学習コストが高く、運用に手間がかかる

自社で広告の運用を行う場合、かなりのコストと手間がかかります。マーケットの調査やターゲットの選定、広告文の考案など自分で調査、設定する必要があります。日々の広告予算チェックやショップ運用など毎日気を配らなければいけないことが増えていきます。


それでは一体ECストアを成長させるために必要なことはなんでしょうか。解説していきます。

ストア規模ごとの集客方法


ECストアの規模がまだ小さい場合は成果報酬型の集客をおすすめします。成果報酬型の集客といえば、アフィリエイトなどが挙げられます成果報酬型は購入がつくまで費用が発生しないため確実で低リスクで運用できるため、集客にまだたくさんの予算を割くことのできない場合でも比較的安心して利用することができます。


成果型報酬で基盤ができたら、クリック課金型広告を始めることをおすすめします。クリック課金型広告で知られているのはGoogleリスティング広告やMeta広告などです。特にMeta広告(Instagram、Facebook)などのSNS広告を利用することで潜在的に認知をあげることが期待できます。SNS広告と平行に日常的なSNS運用を行うことが大切になってきます


売り上げが50万円を超えたあたりから集客に合わせてCVRの改善を行い、さらに売り上げの増加を目指していきましょう。

集客方法の種類について


集客の方法は大きく分けて無料集客と有料集客の2種類があります。

無料集客の例で言うと、SEO対策やSNS運用、ブログ・オウンドメディアの運用などが挙げられます。効果が現れるまでに時間がかかるものが多いですが、時間をかけた分だけ財産になるのが特徴です。

有料集客の例で言うと先ほど紹介した成果型報酬広告やクリック課金型広告などが挙げられます。無料集客に比べ即効性がありますが、広告をやめた途端そこからの収益はなくなってしまいます。


それでは具体的にそれぞれの広告のメリットとデメリットを解説していきます。

無料集客

無料集客:SEO対策


SEO(Search Engine Optimization)はウェブサイトやページを検索エンジンの上位に表示させるための手法です。キーワードを調査し、コンテンツを最適化し、メタデータを整え、外部リンクを増やすなどが重要です。ユーザーエクスペリエンスにも注意しましょう。継続的な作業であり、価値あるコンテンツが成功の鍵です。


SEO対策のメリット


有機的なトラフィック増加:

SEO対策により、検索エンジンからの有機的なトラフィック(自然なアクセス)が増加します。ターゲットユーザーが自ら検索して訪れるため、興味を持っている可能性が高く、コンバージョン率が向上しやすいです。


長期的な効果:

SEOは継続的な取り組みが必要ですが、努力が実を結び始めると長期的な効果が期待できます。一度上位にランクすると、安定した流入が得られます。


ウェブサイトの信頼性と権威性:

上位にランクすることで、ウェブサイトの信頼性と権威性が向上します。検索エンジンは上位に表示されるサイトを信頼し、ユーザーも信頼しやすくなります。


コスト効率の高いマーケティング:

有料広告や他のマーケティング手法と比較して、SEOはコスト効率が高い方法です。広告費用を削減し、長期的な収益をもたらすことができます。


競合他社との差別化:

SEO対策により、競合他社との差別化が可能です。類似した商品やサービスを提供していても、優れたSEO戦略があれば、自社のウェブサイトが優先的に表示されます。


SEO対策のデメリット


時間と労力の要求:

SEOは効果を得るには時間がかかります。上位ランキングを獲得するためには、競合他社との競争や検索エンジンのアルゴリズム変更に対応するための継続的な努力が必要です。結果を見るまでには数週間から数か月かかることもあります。


成果の保証がない:

SEO対策に投資しても、必ずしも上位にランクするとは限りません。検索エンジンのアルゴリズムは複雑で変動するため、成功が保証される訳ではありません。特に人気のあるキーワードでの上位ランク獲得は非常に難しく、競合他社との競争が激化することがあります。特に競合が激しい業界では、上位ランキングを獲得するのは困難です。


アルゴリズムの変更への対応:

検索エンジンは頻繁にアルゴリズムを変更します。これにより、以前は効果的だったSEO戦略が効果を失うことがあります。新しいアルゴリズムに迅速に対応する必要があります。


有料広告との競合:

上位ランキングを獲得するための努力が必要な一方で、有料広告も競合する要因となります。有料広告を使用する競合他社は、SEO対策だけでは対抗しづらい場合もあります。


リソースの負担:

SEO対策には専門的な知識が必要であり、経験豊富な専門家やSEO担当者の雇用が必要な場合があります。これにより、追加のコストが発生する可能性があります。


SEO対策は長期的な流入に繋がるため、初めから押さえておきたい集客方法の一つです。

無料集客:ブログ・オウンドメディア運営


ブログ・オウンドメディア運営は、自社ウェブサイトで定期的に有益な情報を提供することで、マーケティングやSEO向上、トラフィック増加、顧客とのコミュニケーションに役立つ活動です。継続的な努力と読者の興味を引くコンテンツが重要です。


ブログ・オウンドメディア運用のメリット


マーケティング効果: 

ブランドに関することやそのジャンルの有益な情報を提供することで、ターゲットユーザーとの信頼関係を築き、ブランド認知やロイヤルティを高めることができます。


SEO向上、トラフィック増加:

良質なコンテンツが検索エンジン経由で多くのユーザーにアクセスされることで、ウェブサイトへのトラフィックが増加します。高品質なコンテンツを提供することで、検索エンジンからのランキングが向上することが期待できます


リード獲得:

質の高いコンテンツを通じて、潜在顧客(リード)を獲得し、ビジネスの成果に繋げることができます。


コミュニケーション:

ユーザーや顧客とのコミュニケーションの場として活用でき、フィードバックを得ることで改善に役立てることができます。


ブログ・オウンドメディア運用のデメリット


時間と労力、リソースの確保:

継続的なコンテンツ制作と更新には時間と労力が必要であり、コンスタントに運営するための努力とリソースが必要です。


競合との競争:

ブログやオウンドメディアは競合が多く、目立つためには差別化が必要です。


技術的な知識:

ブログ運営には技術的な知識が必須です。検索上位を目指すためには専門的なジャンルを一つ持っておくことが大切です。


成果測定の難しさ:

成果を測定するための適切な指標が曖昧で適切に運用できているかどうかがわかりづらいです。さらに成果がすぐに得られるわけではないのも難しいところです。


ブログ、オウンドメディアの運用はSEO対策よりも優先度は低く、運用体制や売り上げに余裕ができてから始めることをお勧めしています。

無料集客:SNS運用


SNS運用とは、LINEやInstagram、Facebook、Twitterなどのソーシャルメディアを使って情報発信やコミュニケーションを行うことです。ターゲットユーザーに合ったコンテンツを定期的に投稿し、フォロワーとの関係を築きます。適切なプラットフォーム選定やスケジュール管理が重要で、データ分析と広告活用で成果を向上させます。ただし、情報拡散やマネジメントの難しさにも注意が必要です。


SNS運用のメリット


ブランド認知と露出増加:

ソーシャルメディアを活用することで、ブランドやビジネスの認知度が向上し、より多くのユーザーに潜在的に認知してもらうことが期待できます。


ターゲットとのコミュニケーション:

SNSは双方向のコミュニケーションを促進します。フォロワーとの直接的なやり取りが可能で、顧客の声を把握しやすくなります。


ターゲットマーケティング:

ユーザーの属性や興味に基づいてターゲットを設定し、より適切なコンテンツを提供することで、ターゲットマーケティングが可能です。


トラフィック増加、エンゲージメントの向上:

質の高いコンテンツやリンクをSNSで共有することで、ウェブサイトへのトラフィックが増加が期待できます。コメントやいいねなどのエンゲージメントが増えることで、フォロワーの忠誠心が高まりやすいです。


SNS運用のデメリット


マネジメントの難しさ:

SNS運用には継続的な時間が必要であり、運用のためのリソースが必要です。複数のソーシャルメディアプラットフォームを運用する場合、情報の一元管理やコンテンツの適切なタイミングでの投稿が難しいことがあります。


ネガティブなコメントへの対応:

SNS上でネガティブなコメントや評価がつくこともあります。適切に対応することが重要です。炎上することもあると考慮した上での運用が必須です。


成果の測定:

SNS運用の成果を正確に測定することが難しい場合もあります。ROI(投資対効果)の測定が課題となることもあります。


競合との競争:

SNSは誰でも簡単に始めることのできるプラットフォームであるがゆえ、競合他社との競争が激しい場所でもあります。目立つためには差別化が必要です。


SNSの有効な使用方法についてはこちら!


有料集客

有料集客:成果報酬型広告


成果報酬型広告(Performance-Based Advertising)とは、広告主が広告料を支払う際に、特定の成果が達成された場合にのみ料金を支払う広告形態のことを指します。広告料は、実際に達成された成果に基づいて決定されます。具体的な成果は、クリック数、リード数、セールス数、アプリのダウンロード数など、広告主が設定する目標に応じて異なります。特にアフィリエイトマーケティングやコンバージョンを重視した広告キャンペーンなど、デジタルマーケティングにおいてよく利用されます。


成果報酬型広告のメリット


リスクの軽減:

広告主は、成果が得られるまで広告料を支払わないため、広告のリスクを軽減できます。


効果測定が容易:

成果が数値で測定されるため、広告の効果を評価しやすく、ROI(投資対効果)の計算がしやすいです。


コスト効率:

成果が達成されるまで料金が発生しないため、効果のある広告にのみ料金を支払うことができます。無駄な広告費の削減が可能です。


モチベーション向上:

広告媒体やパートナーは、成果を達成することで報酬を受け取るため、より積極的な広告プロモーションが期待できます。


ターゲットに合った広告:

成果報酬型広告は、特定の行動を起こしたユーザーに対してのみ料金が発生するため、ターゲットに合わせた効果的な広告が実現できます。


成果報酬型広告のデメリット


成果の不確定性:

成果が得られない場合は料金が発生しないが、成果が得られない可能性もあるため、収益を保証することが難しい場合があります。


競合が激化による費用増加:

成果報酬型広告は効果的なため、競合が多くなり、広告媒体やパートナーの競争が激化することがあります。選定したASPによっては費用がかなり高くなってしまったということもありえます。


継続的な管理が必要:

成果報酬型広告を運用するためには、継続的な管理とモニタリングが必要です。適切な広告パートナーの選定やコンバージョン最適化が必要です。


成果報酬型広告はコンバージョンが発生するまで費用がかからない低リスクな集客方法のため、まずはじめに検討することをおすすめしています。

有料集客:クリック課金型広告


クリック課金型広告(Pay-per-Click Advertising、PPC広告)とは、広告主が自社の広告がクリックされた回数に応じて料金を支払う広告形態のことを指します。広告主が設定した広告予算内で、実際にユーザーが広告をクリックすることで広告料が発生します。代表的なPPC広告のプラットフォームには、Google広告、Meta広告(Facebook広告、Meta広告)などがあります。これらのプラットフォームでは、広告主がクリックに応じた入札額を設定し、競合他社と競って広告の表示順位を決定します。


クリック課金型広告のメリット


成果重視の支払い:

広告主はクリック数に応じて料金を支払うため、広告が実際にユーザーに対して興味を引くかどうかが重視されます。


効果測定が容易:

クリック数が数値で測定されるため、広告の効果を評価しやすく、広告の効果が直接的に測定できます。


ターゲットマーケティング:

キーワードや興味に基づいてターゲットを設定することができ、広告をターゲットユーザーに焦点を絞って表示できます。


広告予算の管理:

広告予算を管理しやすいため、広告主がコストコントロールをしやすく、無駄な広告費を防げます。


ユーザーの意図に適合:

ユーザーが自発的に広告をクリックするため、広告がユーザーの検索意図や興味に合致する場合、コンバージョン率が高まります。


クリック課金型広告のデメリット


クリックだけで成果が得られない場合:

クリック単位で料金を支払うため、クリックのみでは成果が得られない場合があります。コンバージョン(目標達成)を重視する場合、クリックだけでなく、後続のアクションも重要です。


競争が激化:

人気のあるキーワードやターゲットには競合他社が多いため、広告の表示順位を上げるための単価が高くなる可能性があります。


広告バナーのクオリティ:

広告のクリック率に影響を与える広告バナーやコンテンツのクオリティが重要です。魅力的で誘導力のある広告を作成する必要があります。


即時の効果が期待できない場合もある:

クリックだけでは直接的な成果が得られない場合もあるため、ターゲットに合った後続のフォローアップ手法が必要です。


広告に一定の予算(30万円〜)をかけられる場合、比較的短期間でユーザーにアプローチできるクリック課金型広告をおすすめします。

さいごに

いかがでしたでしょうか?今記事では、ShopifyでECストアを始める際の集客方法について紹介しています。

集客戦略の必要性として、売り上げは訪問数×購入率×客単価で決まるため、訪問者数を増やすことが重要です。課題としては、手段の多さや高いコスト、運用の手間が挙げられます。

ストア規模ごとにおすすめの方法として、小規模なストアは成果報酬型集客、中規模なストアはクリック課金型広告とSNS広告、大規模なストアはCVR改善を提案しています。集客方法は無料集客(SEO、SNS運用、ブログ)と有料集客(成果報酬型広告、クリック課金型広告)に分かれます。

ECストアの集客方法はストアの状況によって変わってきます。

どこから始めたらいいかわからない方、ストアの集客方法に迷われている方、一度ご相談してみてはいかがでしょうか?

GO RIDEではサイト分析のサービスを提供しています。

Chie Suzuki

Chie Suzuki

GO RIDE

在米5年。LAオフィス勤務。デジタルマーケターとしてSNS運用、広告運用、サイト分析などを担当

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