越境ECの際に重要な物流(ロジ)選択を解説!【FedEx・EMS・Amazon FBA】
大幅な成長が見込まれている越境EC
コロナを期にオンラインショップを利用する機会が増えたという人も多いことでしょう。
この傾向は世界的に見ても同じで2023年8月に経済産業省が発表した「令和4年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」の中で2021年には推計7850億ドルであった越境ECの市場規模が2030年には7兆9380億ドルと10年弱で10倍近くもの成長が予測されています。
越境ECに大切なのは物流(ロジ)選択
先ほどの情報で越境ECに興味を持った方も多いはず。越境ECにおいてとっても大切になってくるのが物流体制、すなわち物流(ロジ)です。
それが越境ECでの大きなポイントの1つになるのは、物流コストと顧客満足度に大きく影響を及ぼすからです。
越境ECでの物流コストは国内のものと比べて経費を占める割合が大きいのでいかに配送単価を下げるかが売り上げに直結します。
そして海外への配送はお客様の手元に届くまで時間がかかってしまいがちです。そんな中で1日でも早くお届けすることが顧客満足度の向上につながります。
FedExとEMS
今回は、民間配送会社が運営する国際宅配便の1つであるFedExと各国の公的配送会社が運営する国際郵便の1種である EMSの違いを見ていきたいと思います。
配達スピード
FedExでは速さ重視のプラントコスト重視のプランがあり、速さ重視のプランでは68kg以上の荷物でも1~3営業日で配達できるとの記載が、一方EMSは2~4日程度と記載がありましたので1日ほどFedexの方が早く配達できます。
料金
逆に料金の面では全体的にFedExの方が高いですし、先述した速さ重視のプランを利用するとさらにコストがかかります。ただFedExとEMSでは料金の計算方法が異なります。
FedExは容積で料金を計算するのに対して、EMSでは実重量での計算になるので取り扱っている商品の容積が大きいのか重量があるのかでどちらにするかを検討する必要があります。
通関手続き
ここまでは差はあると言ってもあまり大きな違いではありませんでした。では最後はFedExとEMSで最も違いがある通関手続きについてです。
今回取り上げているFedExをはじめ、全ての国際宅配便は税関への申告が必ず必要になってきます。
その申告自体は配送会社が代行してくれますが、その代行手数料のコストがかかってしまいます。
そして送る側か荷物をにかかった関税を配送会社に支払うことができます。
そしてEMSでは価格が20万円以下の郵便物は自己申告なので、税関への申告は必須ではありません。
しかし配送先の国で関税がかかってしまう場合は受け取り側、つまりお客様が関税を支払う必要があるということを留意しておきましょう。
もう1つの選択肢FBA
国際宅配便はFedEx以外にも多数の配送会社があり、それぞれ得意な配達地域や料金プランなどに違いがあります。ですがもう一つの選択肢としてAmazon FBAがあります。
Amazon FBA (FBA=Fulfilment By Amazon) とはAmazon直営の物流・配送代行サービスです。
Amazonの倉庫スタッフがパッケージングから発送まで対応してくれますし、大量の在庫をAmazon倉庫に保管することもできます。一度Amazonの倉庫に商品を送りさえすれば、その後はAmazonが対応してくれます。
各種料金や登録方法など、Amazon FBAについてはこちらの記事で詳しく説明をしています。
GO RIDEは米国ロサンゼルスにも拠点を持っているので越境ECの支援にも対応しています。
Shopfiy Plusをご利用・ご検討のマーチャント様や越境ECサービスをお探しの方はお気軽にGO RIDEへご相談ください!→お問い合わせはこちら