サブスクでポイントを貯めよう!ShopifyのサブスクアプリGoSubでサブスク注文時のみポイントを増加させる方法
Shopifyストアでポイント制度を導入しているマーチャントは少なくありません。ポイント制度は顧客のリテンションに大きく寄与し、継続的なLTV向上を狙うことができます。
実は、ポイントシステムとサブスクリプションはとても相性がいいサービス。
今回はGoSubを使ったサブスクリプション購入時のポイント還元について詳しくご説明します!
リテンションとサブスク解約の壁
Shopifyでサブスクリプション型の販売をしているマーチャントの皆さま、解約率、気になりませんか?せっかくサブスクリプションで通常商品よりもお得に提供しているのに、解約されてしまっては意味がないですよね。
自慢の商品をお客様に定期的かつ長期的に使っていただきたい!サブスクリプションの「お得感」をポイント活用でもっとアピールし、リテンションを強化しましょう。
リテンション(Retention) とは 、マーケティング用語で「保持」「維持」を意味し、特に既存顧客との関係を維持するための施策のことを指します。
GoSub×ポイントアプリでサブスク購入時のみ追加ポイントを付与する
ShopifyのサブスクリプションアプリGoSubと一般的なポイントアプリを使って、サブスクリプションでの購入時のみに特別に追加でポイントを付与する方法をお伝えします。
今回、ポイントアプリは Loloyal を使用していますが、Shopify Flowを使ってポイントを付与できるアプリであればお好みのもので問題ありません。
すでにご使用中のアプリがありましたら調べてみてくださいね。
今回のサブスク×ポイント付与の施策
下記のような設定をしてみます。
サブスク契約時(1回目注文完了時) 1000ポイント
3回目注文完了時 100ポイント
5回目注文完了時 100ポイント
10回目注文完了時 500ポイント
毎回注文完了時 20ポイント
GoSubでの注文タグ付与設定
「サブスクリプション」「サブスクリプションID・回数」どちらにもチェックを入れます。
Shopify Flowでポイント付与(初回注文時)
Shopifyでの業務や処理を自動化できる無料ツールShopify Flowを使って、自動でポイントを付与します。
Shopify Flowとは?
Shopify Flowとは、Shopifyストアの様々なタスクを自動化する、無料のマーケティングオートメーションツールです。
Flowが発火する トリガー と、実際にFlowが作業を行う アクション を組み合わせて自動で様々な業務を実行できます。
アプリからFlowを開き「ワークフローを作成」をクリックし、ワークフロー作成画面を開きます。
(過去に一度もワークフローを作成されていない場合は画面が少し異なりますが、ワークフローを作成を選んでいただければ同じ画面に遷移します)
Flowの全体像
①オーダーが作成されたら
②20秒待って
③subscription-count:1というタグがオーダーに含まれているか確認し
④含まれている場合はポイント付与
という流れになっています。
トリガー・アクションごとの詳細
【開始時】
Flowが発火するトリガーはオーダーが作成されたとき。選択肢の中から選ぶか、検索ボックスで「Order created」と検索してください。
【待機時間】
次にフローを繋げ、20秒の待機を入れます。恐らく20秒も必要なわけではないかと思うので、秒数は減らしていただいても大丈夫です。
オーダーが作成されたらGoSubアプリが対象のオーダーにタグを付与します。タグ付与が完了しないうちにフローが先に進んでしまうと正しく完了できないため、ここで少しの待機を入れています。
【以下の場合、確認…】
待機のあとは条件分岐を行います。
オーダータグの中に「subscription-count:1」というタグが含まれているかを確認します。この「subscription-count:1」はGoSubが付与する「サブスクリプション1回目の注文ですよ」という意味のタグです。
【以下を実行】
条件分岐でタグが含まれている場合にのみ、ポイントを付与します。(今回はLoloyalを例に取っています)
内容は必要に応じてご変更ください。
複製機能を使って3回目・5回目・10回目用のFlowを作成
複製されたFlow内の「以下の場合、確認…」をクリックし、タグの内容を変更します。
以下の場合は3回目用のタグ、5回目の場合は「subscription-count:5」、10回目の場合は「subscription-count:10」と入力してください。
ポイントの内容変更もお忘れなく。それぞれの施策に合った内容に変更してくださいね。
毎回注文時のポイント付与には条件追加を
今までのセクションでは回数を特定して特別にポイントを付与しました。今回はサブスク注文の度にポイントを還元するFlowを作成します。
前のセクションで作成したものをベースに作成しますので複製しておきましょう。
条件分岐のアクション設定を以下のように設定します。
「goSub-subscription」(GoSub注文全てに付与されるタグ)が含まれており
かつ 「subscription-count:1」「subscription-count:3」「subscription-count:5」「subscription-count:10」のタグが含まれていないもの
という設定を行っています。初回、3回目、5回目、10回目は 前のセクションですでに特別なポイントを付与している ため、そちらに 重ねて20ポイントの継続特典を付けたくない場合 はこのように設定してください。
特別ポイント+毎回の継続特典と併用でもOKの場合は「goSub-subscription」を含むものという設定のみでOKです。
まとめ
いかがでしたか?今回はShopifyのサブスクリプションアプリGoSubとポイントアプリを連携し、Shopify Flowを使用して特別にサブスク特典のポイントを付与する方法についてお伝えしました。
サブスクの解約率低下、顧客のリテンション、LTV向上にぜひお役立てください!
Flowの設定が分からない、GoSubの設定方法を詳しく知りたい、ポイントアプリについてもっと詳しく教えて欲しい!などのご希望がありましたらぜひGO RIDEまでお問い合わせくださいませ。