日本の越境ECで売り上げが多い業者とは?
2023年 越境ECで売上の多い業者
この記事では日本の越境ECで売上の多い業者をまとめました。
Amazon(アマゾン)
まずは米国発のECモールです。Amazonの特徴と言えば、なんと言っても物流の利便性が強みの世界最大規模のECモールです。Amazonはマーケットプレイス型ECモールと呼ばれ、商品単位で出品することも可能で出店・販売に関わる月額費用も低いため、出店ハードルが低いのが特徴です。
もう1つの特徴としては、月額500円を支払うことで様々な特典が受けられる「Amazonプライム」サービスです。お急ぎ便と呼ばれる翌日配送サービスや「Amazon Prime Video」と呼ばれる定額制ビデオ・オン・デマンドのストリーミングとレンタルのサービスを利用できるサービスの良さから、Amazonの利用を加速させる要因にもなっています。
eBay(イーベイ)
eBay(イーベイ)も米国発のECモールです。Amazonとの違いは販売者が自分の商品を出品し、購入希望者が入札や即決価格で商品を購入することができるオークション形式の取引が特徴です。
購入希望者は入札を行い、最終的に最も高い入札者が商品を獲得します。また、即決価格が設定されている場合は、即座に商品を購入することもできます。
Qoo10(キューテン)
Qoo10は2018年にeBayの傘下に入ったECモールです。20代の利用者が最も多く、韓国・中国を中心としてコスメや洋服、家電等が人気です。商品価格も安価なものが多いです。年4回ほど開催される「メガ割」と呼ばれる大規模セールイベントが開催されるのが特徴で、その時期になると、SNSではメガ割で購入するべき商品紹介の動画や投稿が相次ぎます。
AliExpress(アリエクスプレス)
2010年から開設され、中国のアリババグループが運営しているECモールです。世界で最もスマホ用ショッピングアプリがダウンロードされているサイトの1つです。
日本のECサイトより安く購入することが可能な反面、商品の到着までに時間がかかること、支払い方法がクレジットカードやデビットカードのみであること、出品者と購入者間でのトラブルが発生した場合、自力で解決しないといけません。それを差し引いてもAmazonや楽天より安く購入出来るのが非常に魅力的と言えるでしょう。
merkari(メルカリ)
国産のフリマアプリから始め、アメリカや中国圏内にも進出した越境EC。2022年は円安・ドル高も追い風となり、日本初の越境ECの成功例と言えるでしょう。
また、2023年4月頃より中国市場向けの越境ECの販路拡大に向けて、新規の越境EC事業者4社との提携を発表しました。
前年同月比の海外利用者数が約2.8倍、取引数が約3.2倍になったとの発表があり、今後はますます海外利用者数が加速していくでしょう。
SHEIN(シーイン)
中国で開設され、現在はシンガポールに本社を置くECサイトです。店舗を持たずオンラインに特化していますが、2022年より期間限定で日本で実店舗をオープンするほど人気が出ています。
何と言っても安価で商品の入荷サイクルが早いのが特徴です。また、抱えているデザイナーは数百名、SHEIN X(シーインエックス)と呼ばれる毎月数名のデザイナーの服をピックアップするサービスがあったり、若手デザイナー向けの支援プログラムがあるのが他のオンラインストアにはない特徴でしょう。