【名刺管理】国内で人気の「Eight」とアメリカで人気の「CamCard」
今まで手間だった名刺の管理や情報の入力を、名刺管理アプリで一括登録・管理される方が増えてきているのです。 そもそも名刺管理アプリとは一体なんなのか。どんなアプリがあるのか。 名刺の管理に困り、何かいい方法はないかと模索した結果と内容を以下にまとめましたのでご紹介いたします。
目次
名刺管理アプリとは?
いただいた名刺が溜まってくると、いざ取引先へ連絡を取ろうという際、フォルダーの中から一枚一枚確認して探すという手間が発生しますよね。 名刺の数が多いと尚更。 またいただいた名刺の情報が古く、取引先の社名や番号が変わっていたり、担当の方がいつの間にか転勤されて連絡が取れなくなってしまったなんてことも、よくある話です。 そんな手間や行き違いを解消してくれるのが今回ご紹介する名刺管理アプリ。 こういったアプリは国内・海外合わせても数多く存在しますが、そのほとんどがこのような手間や問題を解消してくれる機能を持ち合わせています。 その代表的な名刺管理アプリのほとんどは、携帯のカメラで名刺の写真を撮るだけで、その情報を自動でアプリ内に登録できてしまうのです。 名刺の情報をExcelなどへ手入力をする必要がなく、かつ出先などで手元に名刺がなくとも、アプリさえ起動できればどこにいても情報の確認ができるため、営業や名刺をもらう機会の多い方が一度使用すると、中々手放せなくなるアプリだと言えます。 ※一部では運営会社が手動で入力してくれるアプリもあります。 以下、国内・海外で人気のアプリについてピックアップしてみました。どんな名刺管理アプリがあるのか
日本国内人気の名刺管理アプリ
Wantedly People(ウォンテッドリーピープル)無料
現在日本でTV CM放送中のWantedly People。 すでに使用されている方やテレビで見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本国内だけでなく世界中でダウンロードされているアプリで、日本の知名度も高いアプリとなります。国内海外でダウンロード可能。 https://people.wantedly.com/
Eight(エイト)無料
日本国内で100万人以上に利用されているEight。 高知名度かつ高レビューのアプリで、スキャン後オペレーターが手動で情報を入力する点、登録情報の正確度が高く他のアプリと差別化ができているアプリと言えます。こちらは日本でのみダウンロード可能。 https://8card.net/
海外で人気の名刺管理アプリ
CamCard(キャムカード)無料
世界1億人以上のビジネスパーソンにダウンロードされている、アメリカでも知名度の高いアプリCamCard。 使い方はWantedlyやEightと同様、名刺を携帯のカメラで撮るだけで、情報の登録・管理ができ、他のアプリと比べ群を抜いて文字認識機能の高いアプリとなります。国内海外でダウンロード可能。 https://www.camcard.jp/lite/
Business Card Scanner & Reader(ビジネスカードスキャナーアンドリーダー)無料
CamCardほどの知名度はありませんが、高レビューのアプリBusiness Card Scanner & Reader。 名刺の登録方法は他のアプリと同様ですが、登録した名刺リストが携帯付属の連絡リストと似たレイアウトのため、使い勝手がわかりやすいと人気のアプリとなります。国内海外でダウンロード可能。 https://www.abbyy.com/en-us/business-card-reader-for-windows/
名刺管理アプリと言っても、ビジネスに特化したものやソーシャル活動に特化したものなど、様々なアプリが存在しているため、用途に合わせたものを選んで使いこなしたいですね。 以下、国内人気のアプリEight(エイト)と海外人気のアプリCamCard(キャムカード)を使ってみた内容をご紹介します。
日本国内で100万人以上が利用。高知名度の名刺管理アプリEight
Sansan株式会社開発のもと、日本国内330万人以上に利用されているEight。
こちら現時点(2024年1月25日)では日本語と英語対応となっており、アメリカ在住の日本人コミュニティでも広く知られているアプリです。
他アプリとの差別化
登録までは他のアプリと同様、アプリ起動後カメラで名刺をスキャンします。 ですがEightはカメラに収めた情報を自動ではなくSansan株式会社専属のオペレーターが手動で情報を登録してくれるのです。 そのため他のアプリと比べて登録される情報の正確度が非常に高く、修正という手間がかかりにくいという差別化ができているアプリと言えます。 ただし、オペレーターが手入力している分、登録完了までに時間がかかるというデメリットもあります。時間帯にもよりますが、早いと数秒ほどで、遅いと登録までに数時間かかる場合もあります。また、名刺の登録数も1日5〜10枚と制限付きです。 ですがプレミアム有料会員(月額600円)になると、登録される名刺の優先順位が高くなり、また登録情報のデータをCSVで書き出せる機能が利用できるようになります。年賀状をお送りする際、こういった機能があるととても便利ですよね。またプレミアム有料会員のその他の機能には共通の知り合いがわかるようになったり連絡先と連携をしたりする機能などがあります。
情報の自動更新
名刺を交換した相手もEightに登録していれば、名刺の情報を自動でアップデートしてくれるのです。 知らない間に転勤してしまったり、部署を異動されて連絡先が変わってしまった場合でも、相手の方が新しい情報や名刺をアップデートしていれば、手元にある情報も自動で最新の情報にアップデートされるのです。 もちろん、自身の情報を変更した場合でも同様です。
SNSの機能やメッセージ
EightはいわゆるLINEやSNSに似た機能が備わっており、登録者には各個人ページが与えられます。 情報や近況報告などがタイムラインに表示されたり、登録者のページへアクセスすればアプリ内でメッセージも送れるなど、ソーシャル活動としても利用できます。 ※もちろんプロフィール情報等の入力は任意となっており、公開・非公開設定も可能です。
場所を問わない
Eightは携帯・パソコンからでも確認できます。 出先や出張先で急きょ名刺をいただいた相手へ連絡を取りたい場合でも、アプリさえ起動できればどこにいても情報の確認が可能です。 これならもういただいた名刺を持ち歩く必要はなくなりますよね。
セキュリティの懸念
Eightは第三者が情報を入力しているという他アプリとは違う運用を行なっている分、セキュリティの問題が懸念されます。 ですがEightの公式ページにて通信はすべて暗号化されており、セキュリティ審査機関から認定されているデータセンターを利用しているということを公表しています。 また登録された情報について、他に公開されることもないとの案内もされているため、セキュリティ面についても安心なアプリです。
ここまで日本国内で人気の名刺管理アプリEightをご紹介しました。 続いては海外で人気の名刺管理アプリ、CamCardについてご紹介します。
海外で1億人以上が利用。アメリカで高知名度の名刺管理アプリCamCard
キングソフト株式会社開発のもと、1億人以上のビジネスパーソンに利用され、世界で最も利用者数の多い名刺管理アプリCamCard。 16ヶ国もの言語に対応していることもあり、圧倒的な利用者数を誇りアメリカでも高知名度とレビュー数の高いアプリになります。
画像認識の正確さと速さ
複数の名刺管理アプリを使用していてまず思うことは、CamCardの画像認識の正確さと速さに驚きます。CamCardもEight同様アプリを起動後、カメラで名刺をスキャンして登録を行っていきます。 カメラで名刺をスキャンした後、ものの数秒で全てのテキストを読み込み、登録を完了させます。その正確さと認識の速さは圧巻です。 というのも、CamCardには最先端のOCR光学文字識別技術が搭載されており、少しの撮影ミスや暗がりでも、自動補正がされ情報を正確に認識してくれる点、他のアプリと比較しても群を抜いて高レベルの機能が備わっていると言えます。 ただし、やはり識別に失敗してしまい登録された情報にミスが発生する場合があるというデメリットもあります。 その高い識別技術に頼り切ってしまい、登録された情報を確認せず誤った情報が登録されたままになってしまうなんてことも。使用されたことがある方や今後使用する予定の方は、登録の際は是非一度目視で内容の確認をすることをオススメします。 情報は登録された後、修正することもできます。 また、CamCardは以前、Lite版(名刺登録数200枚)以外は買切りで有料のアプリでした。 それが2015年度より登録枚数が無制限になり、無料版でも制限を気にすることがなくなり、利用者にとっては朗報でした。
16ヶ国の言語に対応
CamCardが世界中で利用されるようになった理由に、高い文字識別技術と共に、16ヶ国もの言語に対応しているという点が大きかったと言えるのではないでしょうか。 世界を股にかけて活躍するビジネスパーソンにとって、いただいた名刺の言語がどの国であるかによってアプリを使い分けるのも面倒な話ですよね。 CamCardならこれひとつで複数の言語の名刺管理・登録が行えるのです。 言語対応している国は、英語・日本語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語・ハンガリー語・イタリア語・スウェーデン語・デンマーク語・オランダ語・フィンランド語・ノルウェイ語・ロシア語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語となります。
名刺を出す必要がない
CamCardのユーザー同士であれば、名刺交換もアプリ上で行うことができます。 LINEのQRコードのように相手のQRコードをスキャン、または自分のQRコードを相手にスキャンしてもらうことで、デジタルにお互いの名刺を交換することができます。 また「名刺レーダー」という機能もあり、近辺にいるCamCardユーザーと自動で名刺交換ができるという機能。もちろん、自動と言ってもパスワードを入れないと確認できない設定もあるのでご安心を。
管理が簡単で楽
CamCardで登録した情報は、スマホの連絡先に任意で保存ができるのです。 情報を携帯にも登録したい方には便利ですよね。名刺の画像が連絡先の画像にもなるためとてもわかりやすいです。 また数百もの名刺を登録していると、該当の名刺を見つけ出せるかという不安を感じませんか?CamCardは登録した名刺をグループで分けることができ、検索や並べ替え機能も充実しており操作も簡単なため、すぐに該当の情報を見つけ出せます。 他にも、Eight同様に携帯やパソコンなどでどこにいても情報の確認ができたり、自動更新機能も備わっています。
名刺管理アプリを使ってみて
名刺管理アプリを使用した結果、最大のメリットはやはり、簡単に登録と管理が行えること。そして名刺を持ち歩くことなく、どこにいてもその情報が確認できるという点、今までの管理方法を考えさせられますよね。 せっかくの出会いを疎遠にしてしまうことも今後名刺管理アプリを利用することで少なくなってくるのでは。 また注意点として強いて言えば、携帯やパソコンが紛失・故障してしまった場合、アカウント情報さえあれば他端末で再度確認ができますが、一時的にでも確認ができなくなってしまうということくらいでしょうか。 これは念のため、いただいた名刺自体もしっかり保管・管理していれば安心ですよね。 実際に名刺管理アプリを利用し始め、いただいてきた名刺を登録していったところ、そのほとんどの方が名刺管理アプリを利用されていたためすぐにアプリ内で繋がることができたり、古い名刺の情報や近況などが最新にアップデートされたりと、いかに需要の高いアプリなのだということがわかりました。
おまけ
昔いただいた名刺をなくしてしまったものの、メールの送信履歴などから情報のみ手元にあり、これを名刺管理アプリに登録したいということがありました。 ということで、名刺を手作りしてみることに。 手書きで電話番号や住所を記載し、ほとんどの名刺で使用されているレイアウトと同じように文字を配置して作成、複数の名刺管理アプリを使用してスキャンしてみました。 ...これが思うようにテキストを読み込んでくれません。 記載したものと違う内容が読み込まれたり、文字を判別できず空欄になってしまったり。運営会社によって手入力されるはずのEightでさえ、何度試してみても思うような情報を読み込んではくれませんでした。字は綺麗な方だと言われるのですが、やはり手書きだと人それぞれのクセや特徴が出てしまい機械で判別するのは難しいのですね。 そこで、名刺をデザインできるウェブサイトにて仮名刺を作成し撮影したところ、やっとうまく読み込んでくれました。 名刺管理アプリだけでなくアプリと並行して、せっかくいただいた名刺なのですから、こちらも大切に保管・管理していこうと思った2018年でした。
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