【2023最新版】Shopifyで利用できる販売チャネル
Shopifyは登録商品データを活用してFacebook上での商品販売、TikTokで広告配信もできます。
このように、Shopifyをさまざまなプラットフォームに連携させることで、販売チャネルを増やしてShopify上で一元管理もできるのです。ただ、Shopifyと連携できるプラットフォームは多くあり、連携方法が複雑で利用できる機能もさまざまです。今回は、Shopifyの販売チャネルについてまとめて解説します。
販売チャネルとは
販売チャネルとは、サービスや商品が購入できます。
ShopifyはSNSやブログ、他のモール型ECサイトと連携することで、それらのプラットフォームでもShopifyの登録商品が販売できます。こうした複数の販売チャネルを通じてユーザーへの販売戦略を「マルチチャネル」と呼んでいます。
価格や商品詳細、在庫数などのデータも同期できるので、どのプラットフォームで商品購入されてもShopifyの管理画面で一括管理できます。Shopifyのレポート機能は販売チャネルごとにデータ分析できるため、「どの商品がどのチャネルで注文されているか」なども簡単に把握できます。
販売チャネルを増やすと得られる3つのメリット
ここでは、販売チャネルを増やすと得られる3つのメリットを解説します。
オーディエンスの拡大
販売チャネルを増やすと、自分に合ったチャネルを顧客自身が選ぶことができるため、ひとつしか販売経路がないシングルチャネルに比べて顧客満足度は高くなります。
そのため、オーディエンスを増やして新規顧客が獲得できるメリットがあります。
またShopifyの販売チャネルは他のプラットフォーム上の商品を販売するのではなく、Shopifyの登録商品データを基にして商品を訴求する仕組みです。そのため、運営しているネットショップに誘導するチャネルも存在しています。
商品データを一元管理
商品データを一元管理できることも、販売チャネルを増やすメリットです。
さまざまなプラットフォームで商品販売するときは、今まではそれぞれのプラットフォームで商品データを登録して、注文が入ると手作業で在庫数を調整する必要がありました。
Shopifyでは登録商品データを他のプラットフォームにスライドして出品するので、手作業での商品登録や在庫数確認は不要です※他のプラットフォームからShopifyへのスライド出品もできますが、Shopifyをハブにした商品管理がおすすめです。
売上が伸ばせる
商品販売のプラットフォームを増やすと、多くのユーザーにアプローチできて販売機会も増えます。
販売チャネルを増やすと単純に売上は上がりませんが、さまざまなチャネルでの商品販売でデータもそれぞれ蓄積されていきます。そのため、チャネルごとに分析ができ「どのプラットフォームのユーザーと商品の相性がいいのか」「この商品はプラットフォームで成功しているのか」など、販売戦略の改善にも繋がります。
利用可能なチャネルの一覧
ここでは、Shopifyで利用できる販売チャネルをまとめました。
表の下からは、それぞれの販売チャネルを詳しく解説しています。
販売チャネル |
概要 |
楽天市場 |
楽天市場で商品を販売 |
卸売(Shopify Plusのみ) |
パスワードで保護された卸売専用のネットショップを作成 |
Linktree |
複数リンクをまとめる |
TikTok |
Shopifyに登録した商品データを活用してTikTokで広告を配信 |
オンラインストア |
通常のネットショップ |
Facebook(Instagram) |
Facebookショップでの商品販売やInstagramショッピングのページ作成 |
Google |
Googleの検索結果(ショッピングタブ)に商品を表示 |
Pinterest |
連携を行うことで、「Pinterestショッピング」の開設やPinterest上で商品広告配信できる |
Shopify POS |
Shopify POSアプリを活用して実店舗販売とデータを連携 |
Amazon |
Amazonの商品一覧管理や注文通知が受け取れる |
Messenger |
Messengerで直接顧客と会話をして購入に至らせたり、顧客から質問があった場合は直接返事ができる |
楽天市場
Shopifyは楽天市場とも連携できます。
Shopifyに登録している商品を楽天市場にスライド出品できるだけではなく、商品在庫や商品データはShopify上で一元管理できます。楽天市場は1億人以上の会員を持つ日本最大級のモール型ECサイトで、多くのユーザーにアプローチできます。
卸売(Shopify Plusのみ)
Shopify Plusを契約すると、パスワード付きの卸売専用サイトが構築できます。
卸売チャネルは、事業者ごとで違う卸価格が設定できるだけではなく、事業者ごとの最低発注数量や最低価格も設定できます。再注文を簡単にする設定やグループごとの異なる割引の適用、外部ソフトウェアとの同期などさまざまな機能があります。
Linktree
Linktree(リンクツリー)は、複数のSNSやWebサイトを1ページにまとめられるWebサービスです。
TwitterやInstagramなどのプロフィールにLinktreeを設置すると、他の媒体にユーザーを誘導できるので、多くのクリエイターやブランドが活用しているのです。ShopifyとLinktreeを連携させることで、Linktree上でコレクションや商品を表示してネットショップに誘導できます。
TikTok
ShopifyとTikTokを連携すると、Shopifyの登録商品データでTikTokにマッチした広告クリエイティブが作成できます。
作成クリエイティブをTikTokで広告配信して、アクセス数などの広告パフォーマンスもShopify上で管理できます。
オンラインストア
オンラインストアは通常のネットショップで、Shopifyをスタートした際に追加されている販売チャネルです。
スタータープラン(旧Shopify Lite)以外のプランで利用できるので、オリジナルのECショップが構築できます。
Facebook(Instagram)
ShopifyとFacebookを連携すると、Facebookショップで商品販売ができます。
また、Facebookチャネルを追加すると「Facebookマーケティング」「Instagramショッピング」「Messenger」とも連携できます。Facebookマーケティングは、FacebookやInstagramでの配信広告をShopify上で管理できます。Instagramショッピングは、ブランドのInstagramにショッピングタブを表示して、投稿画像への商品タグ設置ができます。
ShopifyとGoogle(Google Merchant Center)を連携すると、Shopifyの登録商品データを使ったショッピング広告が掲載できます。
Googleショッピング広告は検索キーワードに対して、関連性の高い商品情報を検索結果に表示させる広告です。同時に、Googleの検索結果に表示されるショッピングタブにも広告費不要で掲載されます。
Shopifyの商品がピン留めされている時に、商品情報が表示できる「プロダクトピン」が使用できます。
Shopify POS
Shopifyは、実店舗でも商品を販売するためにPOSシステムも提供しています。
Shopify POSを活用すると、ネットショップと実店舗の顧客データや商品在庫を連携して一元管理できます。
Amazon
Shopifyで販売している商品は自動的にAmazonに表示されません。
ただ、Amazonの商品一覧の管理や注文通知は受け取れます。
Messenger
Messengerで顧客との会話で購入を勧めたり、顧客から質問があったら直接返事ができます。
利用可能なチャネルの注意点
利用可能なチャネルにはさまざまな注意点があります。
今回は楽天市場に絞って、注意点をいくつか紹介しておきます。
連動できるのはShopifyを通して登録した商品に関する情報だけ
Shopifyと楽天市場ショップを連携させても、連携する前に楽天市場に登録した商品情報は連携できません。
商品登録や受注管理、在庫情報も連携できずショップの運営がスムーズに進まない原因にも。既存商品の連動は新たに登録し直す必要があるため、情報をコピペしましょう。ただ、楽天市場に登録している既存商品レビューは反映させられません。
審査に時間がかかる場合もある
楽天市場にこれから出店を申し込む場合は審査があります。
申し込み時の出店審査や、店舗ページ構築後に行う審査に通過した店舗だけが販売できます。審査は2週間〜1ヶ月程度が必要で、商品登録やページ構築期間を考慮すると販売開始できるまで3ヶ月程度は必要です。
販売チャネルを追加して販路を拡大しよう
今回は、Shopifyで利用できる販売チャネルについて解説しました。
さまざまな販売チャネルを活用すると販路拡大ができます。Shopifyと連携できるプラットフォームはデータ同期もできるので、管理コストが低く保てます。販売チャネルの設定方法で分からないときは、GO RIDEへお気軽にお問い合わせください!