Shopifyの領収書アプリを徹底比較!請求書や納品書にも対応
ECに多いクレジットカード決済では領収書の発行は義務付けられていませんが、ユーザーのニーズに応じて発行機能を追加したいと考える事業者様もいるのではないでしょうか。さらにBtoB向けだと納品書や請求書もまとめてShopifyで発行できたら便利ですよね。
Shopifyでは領収書や納品書、請求書を発行できる機能をアプリを使って追加することができます。アプリによって特徴が異なり、何を重視するかによって選択が変わります。どれが自社に合っているか迷ったことはないでしょうか。今回はそんなお悩みを解決するべく、当社おすすめアプリを比較し、特におすすめしているアプリの使い方まで詳しく紹介します。
EC運営で書類の発行は必要?
EC運営で盲点なのが発行する書類の有無です。実店舗とネットショップではルールが異なり、何が必要か混乱する事業者様も多いと思います。適切に管理されていないと顧客との信用を失い、運営に大きな影響が生じてしまいます。
そもそも領収書・納品書・請求書は必要なのか見ていきましょう。
1.領収書
ECサイトでクレジットカード決済を行う場合、事業者様とお客様の間で直接代金のやりとりが発生するわけではないため、領収書を発行する義務はありません。
ただし、お客様から領収書を求められるケースが多いです。その場合、支払いがクレジットカード決済で行われたことを必ず明記しなければなりません。
2.納品書
納品書とは、商品を納品する時に取引先に対して渡す書類のことで、法律的な義務はありません。しかし、事業主や法人が購入するような場合には求められるケースが多いです。
3.請求書
納品した商品への支払いを通知するための書類のことで、法律的な義務はありません。Shopifyでは請求を通知するメールは送信できますが、納品書と同様に発行を求められるケースは多いです。
Shopifyのおすすめ帳票出力アプリ3選
当社で領収書や納品書を発行する際におすすめしているアプリは3つあります。
Order Printer
Order Printer Pro
Quick Order Printer かんたん帳票出力
それぞれ特徴が異なりますが、簡単に表形式でまとめました。
Order Printer |
Order Printer Pro |
Quiick Order Printer | |
金額 | 無料 | $10/月 | $9/月 |
テンプレート |
2 ※購入可能 |
2 ※購入可能 |
20 |
カスタマイズ | コード編集 | コード編集 |
テキストのみ 編集 |
一括印刷 |
○ ※制限あり |
○ | ○ |
顧客が出力 | × | ○ | ○ |
日本語サポート | × | × | ○ |
バーコード | × | × | ○ |
結論、デザインにこだわるなら「Order Printer Pro」、日本仕様のテンプレと安心できるサポートを受けたいなら「Quick Order Printer」をおすすめしています。
それでは各アプリの特徴を詳しく見ていきましょう。
Order Printer
参考:https://apps.shopify.com/order-printer?locale=ja
Shopify公式のアプリなので安心して使うことが出来ます。しかも無料なので気軽に導入することが出来ます。
注文管理画面から請求書や明細書といった基本的な帳票の出力が可能で、帳票のテンプレートがデフォルトで入っています。テンプレートを編集したり、新しく作成することも可能ですが、HTMLとLiquidのコード編集が必要であるため、専門的な知識が求められます。コード編集でレイアウトの変更やロゴの挿入も可能であるため、自社独自のデザインやブランドイメージを反映した帳票が出力可能です。テンプレートは15種類保存できるため、用途に応じて使い分けることが出来ます。
コードの知識がないけどデフォルトのテンプレだと物足りないと思ったあなたに朗報です!なんとデザインと機能性に優れたテンプレートを購入することが出来ます!テンプレートごとに$29かかりますが買い切りです。さらに追加購入の場合は50%の割引が適応されます。
テンプレート購入はこちら:Order Printer Templates
また、請求書や領収書をまとめて印刷することができるので効率的に作業することが出来ます。
デメリットは日本語サポートに対応していないことと、顧客自身がマイページで出力できないことです。ここの要望がなければ、無料でスモールスタートできる便利な機能だと言えます。
Shopify公式アプリ:Order Printer
Order Printer Pro
参考:https://apps.shopify.com/order-printer-pro?locale=ja
上記で紹介した「Order Printer」に$10/月支払うと利用できるアプリです。
このアプリは「Order Printe」では出来なかった顧客自身がメールやマイページから帳票のダウンロードが可能になります。
また、PDFで納品書や領収書など各帳票のダウンロードリンクを加えることが可能なため、通知メールからダウンロードすることが可能です。
サポートは英語ですが、返信の早さや対応にはとても定評があるので、何か問題があっても安心して相談することが出来ます。
Order Printerの上位アプリ:Order Printer Pro
Quick Order Printer かんたん帳票出力
参考:https://apps.shopify.com/documents-development?locale=ja
このアプリも領収書、納品書、請求書といった帳票が出力可能です。「Order Printer Pro」と同様に顧客自身で出力することが出来ます。実はこのアプリは日本の会社が開発しているため、日本語でのサポートを受けることが出来ます。加えて、日本の様式に沿ったテンプレートやインボイス制度への対応もサービスしているため、日本の事業者にとって嬉しいアプリです。
弊社で導入実績の多い「Quick Order Printer かんたん帳票出力」の機能や使い方についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
ストアに合った機能を実装しよう
今回はShopifyの領収書アプリの特徴や機能比較について説明しました。日本の事業者様にとって使いやすいのは「Quick Order Printer」のアプリです。デザインやレイアウトにこだわるなら「Order Printer Pro」を選択する方が良さそうです。
株式会社GO RIDEでは英語対応もこなすスタッフと、豊富なアプリの実装経験から事業者様のご要望に沿ったShopifyサイトを構築することが可能です。Shopifyの構築について少しでもお悩みの方は、お気軽にこちらからご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました!