【2024年最新】Shopify Plusにするメリットとは?基本情報・費用・機能、Shopify Plusでしかできないことを徹底解説!

by Takushi Matsuura

Shopifyには月額費用に応じてプランがいくつかありますが、初めてShopifyを利用する場合何が自分にあっているのか判断するのが難しいですよね。


その中にはエンタープライズ向けの最上級プランでもあるShopify plusが準備されています。今回はShopify plusの基本的な情報やShopify plusでできること、Shopify plusでしか実装できない機能やその他のプランとの比較などを詳しく解説します。

Shopify Plusとは

Shopify plusは、shopifyでの取引金額や物量が多い大企業向けに準備された料金プランです。


Shopify plusでしか実装できない機能も多く、ワンランク上のShopifyストアを構築したい方にはお勧めの料金プランです。

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UnsplashAngèle Kampが撮影した写真 ​​

Shopify Plusでできること

Shopify plusのメリットを4つ解説します。

サーバーが強固でサイトスピードが速い

Shopify plusは、サーバーの強さとサイドスピードの速さが大きなメリットです。


具体的には、1分間に10,149件の大量注文が処理できる上に99.98%のアップタイム保証がついています。著名な海外アーティストやインフルエンサーによる商品紹介など、集中的なアクセスにも耐えられます。こうしたインフラが整っていることで、いわゆる「鯖落ち」などによる機械損失も防いでくれます。


ちなみに、ジャスティンビーバーなどのインフルエンサーはShopify plusで自身のECサイトを構築しています。

機能拡張でEC運用業務の自動化や効率化

Shopify plusは機能を拡張することで、 ECサイトの運用業務が自動化や効率化できることもメリットです。


Shopify plusは通常プランでは利用できないアプリケーションが多く利用できるので、EC運営に必要な業務の自動化かつ効率化が実現できます。また、アプリケーションの利用費用はShopify plusの月額料金に含まれています。そのため、追加料金が発生することもありませんので、ECサイト運用者にとっては大きなメリットではないでしょうか?

ランニングコストの削減

Shopify plusはランニングコストの削減も見込まれます。


具体的には以下の3つが挙げられます。

・専用アプリケーションを利用することで業務効率化できる

・月額費用にサーバー費用が含まれている

・低い決済手数料


ECサイトでの取引金額や物量が多いEC事業者から見ると、EC運用業務の費用はかなりの負担です。Shopify Plusのアプリケーションを利用してコストと時間を節約することで、クリエイティブ業務やマーケティング施策に時間とお金が投資できることも大きなメリットです。

shopifyによるサポート体制が手厚い

Shopify plusは、shopifyによる手厚いサポート体制が受けられます。


Shopifyストアを構築する時には、専門エンジニアから優先的にサポートが受けられるだけではなく、Shopifyストア構築後でもアカウントマネージャーからデータを基にした売上向上の提案も受けられます。ストアの構築だけではなく、ストアに見合った機能の事業戦略や機能のアドバイスなど幅広いサポートが受けられます。

Shopify plusでしか実装できないアプリケーション

ここでは、Shopify plusでしか実装できないアプリケーションを幾つかご紹介します。

BtoBストアの開設(Wholesale Channel)

Shopify plusでは、製品の卸売事業所向けに商品が販売できます。


具体的には、販売商品を顧客ごとに違う価格で表示し販売できます。さらには、Wholesale Channeも利用できます。卸売ストアでは顧客ごとパスワードが設定されているため、顧客から招待された業者だけがアクセスできます。

事業者への通知の自動化(Shopify Flow)

Shopify plusでは、商品を受注時の事業者への通知が自動化できるアプリケーションも利用できます。


具体的には、注文を受けた時や顧客情報の新規登録時などにユーザーをタグ付けしたり、在庫管理やslack通知、注文管理など関連業務も自動化できます。

ストア移行の通知(Bulk Account Inviter)

Shopify plusはShopify以外のECサイトからShopifyにストア移行をする時に、既存顧客にストア通知できるアプリケーションも搭載されています。


セグメント設定も細かくできるので、それぞれの顧客に合わせた内容で通知内容がカスタマイズできることも特徴です。

キャンペーンの自動化(Launch Pad)

新商品リリースや特別セールなどのイベントの、キャンペーンスケジュールが自動的に設定できます。


この機能を利用すると、EC担当者が時間に合わせてスタンバイしてリリースボタンをクリックするなど、人による操作時間確保が不要となります。また、時差が発生する海外でのサイト運用でも利便性を大きく発揮してくれます。

送料無料設定の自動化(Script Editor)

Shopify plusでは、送料の無料設定が自動化できるアプリケーションも利用できます。


細かい設定内容は以下の通りです

・決済スクリプト

決済サービス変更や非表示、決済方法(デフォルト)の自動選択など

・配送スクリプト

配送方法名や価格変更、非表示など

・項目スクリプト

「1つ買うと1つ無料」「2つ買うと10%OFF」など

既存システムからのデータ移行(Transporter)

Shopify plusには、既存システムの商品や注文顧客データをShopifyに移行できるアプリケーションも利用できます。


移行作業の進行状況を簡単に確認できるため、万が一エラーが発生した時の理由の特定もスムーズに行います。また、TranporterToolを利用して起動システムに収集されているデータをShopifyにマッチしたCSV データへの変換もできます。

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UnsplashRaquel Martínezが撮影した写真 ​​

通常プランとの費用や機能の比較

Shopify plusでのみ実装されている機能を紹介してきましたが、実際通常プラン(ベーシックプラン・スタンダードプラン・プレミアムプラン)とはどう違うのでしょうか?

気になる費用や機能を比較していきましょう。

費用

費用面でもShopify plusと通常プランは違いが見られます。

2024年にはPlusの料金が改定されました。

プラン名 月額費用 決済手数料
ベーシックプラン $33 3.55%
スタンダードプラン
$92 3.4%
プレミアムプラン $399 3.25%
Shopify plus $2300 要問い合わせ

Shopify plusは月額費用が$2300と高額になっていますが、決済手数料が通常プランの低めに設定されます。(細かい割合は問い合わせが必要です)


取引数の多いマーチャントや、商品ひとつひとつの単価が高い場合は取引手数料がは気になるところですよね。

機能

Shopify plusは通常プランと機能面でも違いがあります。

1. ストアを最大10ストアの追加できる

Shopify plus仕様のストアを追加料金なしで9つまで追加できます。


国内ストアだけではなく、BtoBストアやアジア向けストアなどユーザーや用途に応じたストアが開設できます。


※同一ブランドのストア限定。特に越境ECを展開している事業者では、同じ商品内容でもそれぞれの国ごとに通貨や言語が変更できてとても便利です。

2. API連携できる

ShopifyのAPIはオープンソースのため、フルフィルメントツールやマーケティングツールとの連携もできます。

ShopifyのAPI仕様はシンプル設計なので、初心者でも簡単に連携できるのも大きなメリットではないでしょうか。

3. シングルサインオン(Multipass)

Multipass APIでのシングルサインオンも可能です。

シングルサインオン機能で自社が運用しているシステムの簡易システムとも連携できるので、顧客は別サイトのログイン情報を活用してShopifyストアへのログインもできます。


4. チェックアウトのカスタマイズ

Shopify plusは、通常プランでは実現できないチェックアウトページのカスタマイズもできるようになります。


チェックアウトのカスタマイズについてはこちらから。

【2024年最新】Checkout Extensibilityでできることは?Liquid Customizationとの違いを解説!【Shopify】

5. Shopify POS Proが無料で利用できる

Shopify plusは、Shopify POS Proが無料で利用できます※POSシステムとは販売時点情報管理システムの略称です。


商品が販売された時点で管理する仕組みで、コンビニエンスストアなどのレジに搭載されている仕組みです。Shopify plusを使うとオフライン・オンラインの売上状況や在庫状況が簡単に管理できます。

6. B2B機能

B2B機能がもたらす大きなメリットは、B2CとB2Bを1つのストアで設定することができることです。B2Bもオンライン取引にすることで電話・メールでの注文対応が不要になり、これまで割いていた時間を他の付加価値業務にリソースを当てることができます。


・企業プロファイル


卸先企業を顧客として登録できます。複数のバイヤーとロケーションを、それぞれ独自の支払条件とユーザー権限でパーソナライズして表示して表示することが可能です。

会社名、複数の配送先住所、請求先情報、支払サイクルなどが登録可能です。


・価格リスト


購入者固有の価格を設定し、企業プロファイルに割り当てることができます。さらに企業ごとの価格条件や商品ごとのB2B割引などの設定が可能です。価格だけでなく、最低・最高購入個数の設定や、10個づつなどのロット縛りの設定にも対応しています。


・支払サイクル


企業ごとに支払サイクルを設定すれば、都度支払い条件を自動的に設定し、管理画面で支払い期限が来た注文を追跡して回収することができます。管理画面上で注文の追跡、期日到来を確認することができます。

・B2B用決済


コーポレートカードでの支払いの他、請求書払い(銀行振込)など日本の商習慣に合わせた決済方法を登録することも可能です。クレカ情報保存機能があり、セキュリティ面も安心して取引できます。


・セルフチェック


企業のご担当者様が購入履歴を確認したり、配送先の追加・選択が可能で、B2Cでの購入のように自由に発注することが可能です。


B2B機能についてはこちらから

【2024最新】Shopify でのB2B機能の始め方と最新機能を解説!【Shopify Plus】

7.Web pixel app extensions

Shopifyピクセルマネージャーを使用して、お客様イベントを追跡するピクセルを管理できます。これらによって、マーケティング戦略における精度を上げることが期待出来ます。


Shopify自身でトラッキングデータを収集することで、第三者のスクリプトなしでお客様データを共有し、より正確なデータとレポートをGA4や広告と連携させることが可能です。これらによって、広告運用の精度向上や、より良いマーケティング戦略に生かすことが出来ます。

Shopify Plus Partnerとは

Shopify Plus Partnerとは、Shopify PlusプランにおいてShopifyが公式に認定している企業のことを指します。


Shopify Plus PartnerはShopify Plusを活用する上で豊富な知識と支援知識実績がある企業の証です。また、Shopifyが独自に設定している審査を通過しないと認定されないので、信頼はとても高いと言えるでしょう。Shopify Plus Partnerに認定された企業はまだ少ないですが、専任担当者による24時間体制のサポートなど、Shopify Plusを運営する上では絶大な信頼を得られます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回はShopify Plusについてさまざまな角度から解説しました。


Shopify PlusはShopifyの通常プランでは実現できない多彩な機能が利用できるだけではなく、ランニングコスト削減や強固なサーバーと速いサイドスピードでのアクセス集中が原因の鯖落ちなどのトラブルも防いでくれます。金額面においても通常プランより高く設定されていますが、その分ECサイト運用において役に立つ内容ばかりです。


GO RIDEはShopify PlusパートナーとしてEC構築のサポートから運用までワンストップで行っております。

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Takushi Matsuura

Takushi Matsuura

Account Manager

LA→Yokohama

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