【Shopify Plus】B2B機能を使った割引率と固定価格の設定方法について
はじめに
Shopify Plusを使用している方は、Shopifyの機能として、B2Bの設定がストア管理画面から可能です。
今回は、そんなB2Bの価格設定について、少し細かくご説明します!
意外と知らない方も多いかと思いますので、これから導入を検討している人だけでなく、既にB2B機能を使用している方も是非読んでみてください!
ShopifyのB2B機能について
<設定できる便利な機能について>
1. 顧客ごとに異なる価格設定
B2B取引では、顧客や契約内容によって価格が異なることが一般的です。
Shopify Plusでは、顧客タグやグループごとに特別な価格リストを設定できます。
これにより、特定の取引先だけが割引価格や卸売価格で商品を購入できるようになり、手動での価格調整の手間がなくなります。
2. 数量ベースの価格設定(ボリュームディスカウント)
大量購入を促すために、購入数量に応じて価格を自動で変更する機能です。
例えば、「100個以上購入で10%オフ」といった価格設定を簡単に実装できます。
これにより、大口顧客の獲得と購入単価の向上が期待できます。
3. 請求書による支払いと決済の多様化
B2B取引では、クレジットカード決済だけでなく、請求書による後払いも重要です。
Shopify Plusでは、顧客がチェックアウト時に「請求書払い」を選択できるように設定できます。
また、クレジットカード決済、銀行振込など、多様な決済方法を一つのストアで提供することが可能です。
<導入時の初期設定の流れ>
1.会社とお客様の設定
B2Bお客様を会社と会社ロケーションとして設定
既存のお客様データをB2Bに移行する場合は、移行プロセスを実行
2.カタログの作成
B2Bお客様向けの専用価格設定と商品の可用性を管理するカタログを作成
ボリューム価格設定や数量ルールの設定
上記設定方法について、別の記事で詳しく紹介しているため、合わせてご確認ください!
該当記事はこちら>> Shopify でのB2B機能の始め方と最新機能を解説!【Shopify Plus】 |
価格設定について
カタログの作成は以下の2パターンの設定があります。
「 割引率を設定する方法」と「 商品ごとに固定価格を設定する方法 」の2パターンです
割引率を設定する方法
割引率の設定は、カタログを作成する際に「全体の調整」という箇所にて「価格引き下げ」を選択した上で何%の割引を入れるかが設定できます。
価格の引き下げと引き上げの違いは以下の通りです。
価格引き下げ:商品価格が割引される
価格引き上げ:商品価格に上乗せされる
商品ごとに固定価格を設定する方法
商品と価格設定の箇所の右上に「管理する」というテキストリンクをクリック
「商品と価格設定を管理する」をクリック
価格の箇所を変更すると、固定価格を設定することが可能です。
※割引率が設定されていても、固定価格が優先されます。
CSVで一括設定する方法
B2Bカタログは、CSVを使用して特定商品のみをインポートすることが可能で、その際に、固定価格も設定できます。
CSVを使用したカタログ作成に関する詳細はこちら
まとめ
今回は、Shopify Plusで使用できるB2B機能の価格設定について紹介しました!
商品ごとに違った割引率を使用したい場合、
割引率を商品ごとに設定することができません。
しかし、割引後の固定価格を商品ごとに設定することで、実質的には、商品ごとに割引を適用させた価格で販売することが可能です!
B2B機能はShopify Plusの便利な機能の1つです。
アプリを導入することなく設定が可能ですので、気になる方はぜひShopify Plusの導入も検討してみてください!