Shopifyで使える会員・ポイントプログラムを徹底比較!

by Tomoe Onishi

ECの立ち上げ・移行タイミングに伴い、多くの事業者様より会員プログラムの導入や改善についてのお問い合わせをいただいています。


実際にプログラムを導入するとなると、綿密なUX設計が必要となってきますが、今回は会員・ポイントプログラムの概要から設計のポイント、Shopifyでおすすめできるアプリをご紹介いたします。

会員・ポイントプログラムとは?

会員・ポイントプログラムとは、サービスやECサイトを何度も利用したり、商品を頻繁に購入してくれたりする「優良顧客」に対し企業が特典を与え、LTVを上げるためのマーケティング上の施策になります。

ロイヤリティプログラムとも呼ばれます。

会員・ポイントプログラムの例

  • 購入金額などに応じた特典の提供
  • 紹介による特典付与
  • 景品やサンプルのプレゼント
  • 新商品の先行販売
  • SNSでの拡散による特典付与
  • ポイントやクーポンの付与
  • 配送料、返品無料
  • 誕生日プレゼント
  • 会員限定イベントへの招待
  • 会員限定コンテンツの配信

会員・ポイントプログラムのメリット

顧客リピート率の向上

様々なプログラムで顧客ロイヤリティを高め、リピートにつなげることができます。

顧客単価の向上 

顧客ロイヤリティを高めることで、顧客単価の向上が見込めます。

新規顧客獲得のコスト減

プログラムの内容によっては、新規顧客獲得のコスト減少にもつながります。

会員・ポイントプログラム設計、戦略のポイント


ご自身が会員登録をする際の行動心理を想像してみてください。新しく会員登録するユーザーは、物理的なインセンティブを目当てに入会してくることが大半です。


そのため、入会後にインセンティブを付与して終わりではなく、その後どのようにリテンションし、さらにリピートしてもらうのかを考えて設計する必要があります。


設計、戦略のポイントとして、以下の3つが挙げられます。

  1. ポイント付与などの定期的なインセンティブ提供
  2. 集めたお客さまの情報を活用し、個別に最適なアプローチでロイヤリティを向上させる
  3. KPIをたて、戦略的にセールやキャンペーン施策との連携を行う

定常的にユーザーとの接点を持つことから、メールやLINEマーケティングとの親和性も非常に高いので、ニーズに合ったMAやCRMツールとの連動も視野に入れると良いですね。

会員・ポイントプログラムにおすすめのShopifyアプリ

Shopifyには連携可能な会員プログラムのアプリが多数あり、ゼロからの開発に比べて導入期間、コストがかかりません。

複数のアプリから制度設計に沿ったアプリの選択が可能です。

また、大半の会員プログラムのアプリにはCRM、顧客管理機能が備わっているので、個別に最適なアプローチができます。

どこポイ

管理画面:日本語
表示言語:日本語
料金:$49/月〜

どこポイは日本の開発会社が開発しているポイントアプリです。

日本の商習慣に合わせ、1ポイント1円から利用可能。購入はもちろん、会員登録やキャンペーンなど、多様なマーケティング施策に合わせて付与ポイントを設定することが出来ます。

他ECシステムからShopifyへサイトを移行する際のポイントを移行を依頼出来るパッケージも提供しています(有料)

Shopify POS、スマレジ(スマレジ会員連携アプリOmni Hubを使用 )との連携が可能なため、実店舗とECのポイントを連動したい場合もおすすめです。

easyPoints

管理画面:日本語
表示言語:日本語

料金:$50/月〜

Easy Pointsは日本の開発会社が開発したアプリのため、完全日本語・日本円対応。もちろんサポートも日本語のため、日本の事業者様には安心して利用いただけます。

購入時以外でもポイント付与ができ、クーポンへの引換なしでポイント交換が出来ます。(溜まったポイントをクーポンに引換しないと使用できないアプリもある為要注意!)

Yotpo

管理画面:英語
表示言語:英語、日本語、他言語
料金:$199/月〜(注文数によっては無料)

Yotpo(旧Swell)は日本のエンタープライズ企業のECでも活用されているアプリです。

ポイント付与条件が非常に豊富で、例えば誕生日、SNS共有、友人紹介、ニュースレター購読、レビュー、コンテンツ購読、IGフォローなどの条件に応じてリワードを提供できるため、顧客のロイヤリティを高める設計が可能です。

ユーザーフロント側のUIが分かり易く洗練されており、カスタマイズの柔軟性がある点も特徴です。


また、MAツールのKlaviyo、サブスクアプリの ReChargeとの連携も可能。

まとめ

会員・ポイント機能は設計こそ綿密に行う必要がありますが、導入すれば顧客の体験・満足度向上を実現出来る施策になります。

導入後に集めた顧客の情報を活用することも重要になってくるため、CRM内包型のアプリを選定するか、外部連携が出来るアプリを選定するかなども選定基準として考慮いただくことをおすすめします。


今回ご紹介したアプリ以外にも同程度の機能を備えたアプリやUXが秀逸・ユニークな会員アプリも多数あります。(各アプリは日々アップデートされ、新しいアプリも続々とリリースされています!)

株式会社GO RIDEでは、ご要件から最適な会員・ポイントアプリのご提案が可能です。その他EC、Shopifyに関するお悩みはぜひお気軽にお問い合わせください。

Tomoe Onishi

Tomoe Onishi

株式会社GO RIDE 取締役 CCO (Chief Creative Officer )

国内外多数のECサイトデザイン、UI/UX設計を担当。EC運用マネージャーの経験から、マーチャント、エンドユーザー目線のデザインを得意とする。

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