日本のShopifyでは、どんな決済サービスが使えるの?
決済サービスを選ぶ際に考えないといけないことは?
最初に、決済サービスの選択考慮すべき重要な要素を見ていきましょう。ターゲットローケーション
Shopify は、国により適切な決済サービスがあります。あなたがいるロケーションで最も使われている、もしくは合っている決済サービスを設定するのではなく、あなたのネットショップがターゲットしている国をしっかり調査した上で、そこで最も使われている決済サービスを設定して下さい。例えば、中国に住んでいる中国人に販売するネットショップを日本で立ち上げたら、中国で使われている決済サービスを設定して下さい。なぜなら、国によって使用できないサービスもあるからです。
ターゲット業界
ターゲットローケーションを調べた後にターゲット業界も続けて調べてみましょう。業界によって支払い方法が変わってきます。例えば、B2Bでは、分割払いをしている企業が多いかと思います。そのため、分割払いが可能なサービスを選ばないといけません。それぞれの決済サービスの機能をしっかり調査しましょう。
信頼できる決済サービス
Shopifyで決済サービスを選択する際は、ユーザー評価を確認することも大切です。こちらに関しては、決済サービスのホームページで確認します。また、ソーシャルメディアでユーザーとコミュニケーションをしたり残されたレビューを読むことによって確認することもお勧めします。あなたのストアの決済サービスがどのような機能があるか、他の決済サービスと比べて何が違うのかをしっかり調査することが大事です。
不正アクセス検出機能
詐欺行為に巻き込まれるオンラインストアは、毎日増加しています。あなたが毎日努力し、頑張って作り上げたオンラインストアを守るためにセキュリティ対策がしっかりしているサービスを選ぶことが最も大事です。盗難のリスク、スキミングのリスク、などを防ぐためにストアのお客様も信頼でき、心配なくショッピングができるような決済サービスにしましょう。
決済サービスの費用
基本的に決済サービスは、月々の費用、または、売り上げから引かれる費用があります。それぞれの決済サービスの開始/年会費、チャージバック手数料、決済手数料、予想手数料、キャンセル料、ステートメント手数料などの調査をすることが必要です。なるべく売り上げから引かれる費用を最小限のコストにしましょう。
日本のShopifyでは、どんな決済サービスが使えるの?
Shopify Payment
決済手数料:
プランの月々の値段:$29 (ベーシック)、$79 (スタンダード)、$299 (プレミアム)
決済手数料: 3.4% (ベーシック)、3.3% (スタンダード)、3.25% (プレミアム)
振込手数料: 0%
対応ブランド: Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
強み:
- 取引手数料がない - アマゾンとPayPalも取引手数料がゼロです
- 決済手数料が最安 - お取引毎の手数料はかかりません。VisaとMastercardは最安プランでも3.4%の手数料のみ
- Apple PayやGoogle Payが使える
- 日本でよく使われているJCB、Diners Club、Discoverも追加されました(2020年6月現在)
- Powered by Stripe。世界数百万社が評価する「導入の速さと手数料の低さ」で有名なStripe がパートナー。
弱み:
- Shopify Paymentを利用せずに外部のサービスを利用すると別途2% - 例えば、Shopify Paymentを利用せず、Amazon Payのみ利用する場合(4%(デジタルコンテンツ以外)+2%=6%の手数料を支払わないといけないので注意)
Apple Pay
決済手数料:
手数料: Shopify ペイメント同様
振込手数料: Shopify ペイメント同様
対応ブランド: Mastercard、American Express
強み:
- 設定は簡単 - Shopify ペイメントの決済設定でアイコンにチェックすればOK!
- 決済手数料がShopify ペイメントと同様
- Appleのユーザーをターゲットできる
弱み:
- 日本で発行されたVisaカードは利用不可能
- 店舗が限られる - 楽天Edyやnanaco、WAONといった電子マネーが決済に対応していない
Google Pay
決済手数料:
決済手数料: Shopify ペイメント同様
振込手数料: Shopify ペイメント同様
対応ブランド: Visa、Mastercard、American Express
強み:
- 設定は簡単 - Shopify ペイメントの決済設定でアイコンにチェックすればOK!
- 国内の主要な電子マネーすべてに対応
弱み:
- 本人認証がないので誰でも使えてしまうリスク
Shop Pay
決済手数料:
決済手数料: Shopify ペイメント同様
振込手数料: Shopify ペイメント同様
対応ブランド: Visa、Mastercard、American Express
強み:
- 設定は簡単 - Shopify ペイメントの決済設定でアイコンにチェックすればOK!
- Shop Payを利用しているお客様はカード情報がシステムに保存されているため、次回のお買い物では、電話番号に認証コードが送られ、簡単に、スムーズにチェックアウトができる。
弱み:
- 最近登場されたため、利用されているストアが少ない - レビュー数が少ない
PayPal
決済手数料:
決済手数料: 3.6% + 40円(国内の標準レート:月額取引量で変動)
振込手数料: 0円(出金額5万円未満は250円/件)
対応ブランド: Visa、MasterCard、American Express、JCB、銀聯など
強み:
- すぐに導入可能 - ショップをオープンした時点で利用可能
- 海外のお客様もリーチ - 多くの海外の客様はPayPalアカウントを持っている
- 対応カードが幅広い
弱み:
- 分割払いができない
- ギフトカード・金券は購入できない
Amazon Pay
決済手数料:
決済手数料: 4%(デジタルコンテンツ以外)、4.5%(デジタルコンテンツ)
振込手数料: 無料
対応ブランド: Visa、MasterCard、American Express、JCB
強み:
- アマゾンショッパーにリーチ - アマゾンでショッピングしているお客様が多いため、簡単にチェックアウトできる。(コンバージョン率が上がる)
- ユーザーが決済・配送手続きをスムーズに行える
- Shopify Payに対応していないJCB等のクレジットカード決済を導入できる
弱み:
- 日本がローケーションのストアは、Amazon Japanのユーザーのみとなります
- 事前の申請が必要 - Amazon Payの導入を検討している場合は早めに申請しておきましょう
KOMOJU
決済手数料:
決済手数料: 3.6%(Visa、MasterCard)、3.85%(JCB、Diners、American Express)
振込手数料: 216円(入金金額が3万円未満のときの日本国内への振込手数料。海外送金は2,500円。)
対応ブランド: JCB、Visa、MasterCard、Diners、American Express
強み:
- コンビニで支払い可能 - 手数料は2.75%
- Pay-easyとデジタルマネーも利用可能
弱み:
- コンビニ決済が選択された注文でのGoogle Analyticsでのコンバージョントラッキングには未対応
- 決済したクレジットカードに直接返金が可能、コンビニ決済の場合は不可能 - KOMOJU側は自動に返金扱いとならない
携帯キャリア決済
決済手数料:
決済手数料: 6.4%、15% (デジタルコンテンツ)
対応ブランド: NTT DOCOMO、au、Softbank
強み:
- お客様は安心にショッピングができる - 未払いのリスクは携帯電話会社が負担してくれるため、支払い代金の未回収のリスクがない
- お客様は携帯電話会社のIDとパスワードを入力するだけで、決済完了
- クレジットカードを持っていないお客様もリーチできる
弱み:
- 分割払いできない
- 利用できる店舗やサービスが限られている
GMOイプシロン
決済手数料:
決済手数料: クレジットカード手数料最安3.20%
対応ブランド: Visa、MasterCard、American Express、JCB
強み:
- 対応決済方法が多い - クレジットカード、コンビニ決済、代引き決済、スマートフォンキャリア決済、後払い決済、代引き決済 ※クレジットカードをお持ちでないお客様もリーチ
- 安心のセキュリティ体制 - PCI DSSとISMSという高水準なセキュリティ
弱み:
- 当日サポート対応は難しい - 曜日やお時間帯によってお電話が繋がりにくくなっている
2Checkout
決済手数料:
決済手数料: 3.9% + 45¢
振込手数料: $15 ($300より)
対応ブランド: Visa、Mastercard、American Express、JCB
強み:
- セキュリティ対策がしっかりしている - お客様は安全にショッピングができる
- 多くの決済サービスの中で、評価が最も良い
弱み:
- 1年間や3年間という決められた有効期限がある製品)である場合 - 自動で更新するサービスがあります。購入後、OFFにしないと、有効期限が切れた際に自動で決済される
CyberSource
決済手数料:
決済手数料: 3.9% + 45¢
振込手数料: $15 ($300より)
対応ブランド: Visa、Mastercard、American Express、JCB
強み:
- トークン管理サービスにより、Apple PayやGoogle Payのようなモバイル決済をスムーズに受け入られる
- セキュリティ対策がアップデートされている
弱み:
- 詐欺行為の注意の通知が遅い
- APIが少し複雑
BitPay
決済手数料:
決済手数料: 1%
対応通貨: ビットコイン、ビットコインキャッシュ
強み:
- 手数料が安い - 1%
- クレジットカード決済よりも安い手数料
弱み:
- デビットカードが日本ではサービス停止中
- 管理は自己責任 - 端末を紛失してしまうと、ウォレットからコインを取り出せなくなる恐れがある
銀行振込と代金引換の方法
銀行振込&ゆうちょ銀行:
Shopifyペイメントと代金引換以外に銀行振込も可能です。この設定は、【決済】→【手動の決済方法】で追加します。ゆうちょ銀行も可能です。
代金引換:
英語ではCash On Deliveryの代金引換とは、お客様の元に商品が届いた際にお客様が商品代金を支払う決済方法です。この決済方法は、ストアの所在地と同じ国にいるお客様ではないと使うことができません。設定方法は、ここをクリック。
また、Ship&Coというアプリをインストールするとさらに楽に一つ一つのオーダー管理ができます。このアプリは、送り状、インボイス納品書を発行ができて、その上、佐川郵便では、代金引換の送り状を発行することができます。この便利なアプリを是非試してみてください。詳しくはこちら。
まとめ
Shopify では、様々な決済サービスがあります。ストアの利益を上げるには、あなたのストアとお客様に合っている決済サービスを選ぶことが大切です。また、もう既に決済サービスを導入されている方は、その決済サービスをしっかり調査し、セキュリティー対策がしっかりしているか、ターゲットのお客様に合っているか、手数料は高く支払っていないか、を確認してみてください。もし、サポートが必要でしたら、私たち GO RIDE に是非お声掛けください。私たちは、Shopify エキスパートとしてあなたのビジネスをしっかりサポートします!