メールマーケティングツールKlaviyoの配信セグメント ハウツー
「どんなタイミングでメールを送るのがより効果的なのか・・」
「どんな内容が受け取り相手に響くのか・・」
「メールマーケティングの事例はたくさん出てくるが、自社にはどれが合うのか悩ましい・・」
と感じていらっしゃる方はいませんか?
そんな方に向けて、本日は前回に引き続き、メールマーケティングツールKlaviyoで実際に2021年 TOP10にランキングされた、メール内容をタイミングごとにご紹介していきたいと思います。
Klaviyoの概要について書かれた前回の内容をチェックする
>ShopifyサイトでKlaviyoを活用すると、連携したサイトでの顧客の行動に応じてメール送信を自動化できるのですが、Klaviyoを現在使用されなくてもメールマーケティングにおいてご活用いただける記事となっているかと思いますので、参考になりますと幸いです。
The top ten automation (or flow) ideas of 2021
Klaviyoでは、「フロー」と呼ばれるメール送信自動化設定により、メール購読者とコミュニケーションがスムーズに取ることができます。自動化された電子メールまたはテキストはサイト内の注文やウェブサイトでの製品の閲覧など、顧客のアクションをトリガーとして送信設定されます。
しかし、”どの自動化(以下フロー)”が最も効果的で、担当サイトに対してどのフローを検討しようか迷われているご担当者の方も多いかと思います。
そこで今回は、潜在的な顧客のカスタマージャーニーに沿った、2021年メールフローのトレンドをTOP10形式でご紹介していきます。
TOP10メールフローの内容
ウェルカムメール
ウェルカムメールは、ブランドもしくはサイトへの新規購読者を歓迎するためのフローです。
このフローでは、ブランドもしくはサイトの特徴や雰囲気を伝える最適な機会となります。
また、お持ちのSNSアカウントや他のチャネル・媒体を宣伝し、購読者との将来的な接点を増やすことも可能です。
サインアップフォームを作成*することも効果的です!
サイトでの特別なイベント(セールや初回購入送料ディスカウント、ファミリーセールなど)に購読者を招待することで、サイトでの初回接点を特別なものにすることができます。
また、これらのイベントに招待することで、購買意欲も高めることができます。
ブラウザ落ちメール
ブラウザ落ちとは、
サイトに訪問し商品を閲覧したが、購入までには至っていない状態のことを言います。
購読者が街でウィンドウショッピングを楽しむように、オンラインサイトでも購読者に同様の体験を提供してみませんか?
「ブラウザ落ち」のフローは、 Browse Abandoment Sutomation という機能を使用して行うことができます。
購読者はウェブサイトで見ているアイテムに基づいた内容をメール受信でき、送信者はどのくらいの頻度でこのメッセージを送るのか、そして受信するオーディエンスを管理することができます。
メッセージ内容をシンプルにすることが大切です。
顧客は既にウェブサイトでアイテムを見て興味を示しているので、たくさんの情報(例えば、この商品もいかがですか?などのクロスセルや、CTAをたくさん付けるなど)を与えすぎることは控えましょう。
あくまで、閲覧し興味を持ったアイテムに引き付けることをおすすめします。
カゴ落ちメール
カゴ落ちとは、
サイトに訪問した上で商品閲覧をし、カートに商品を追加したが、購入に至っていない状態のことを言います。
そう言った状態の時に、この Abandoned Cart Automation が役に立ちます!
「カゴ落ち」のフローは、何らかの理由でカートを離れた購入を検討している顧客に対して、
カートに追加したままのアイテムを思い出させることができます。
送信タイミングに関しては、商品の単価によっても異なります。
商品単価が比較的高い物の最初の「カゴ落ちメール送信」タイミングは、
商品単価が低いものより時間を空けて送ることをおすすめします。
これは、単価が高い商品を購入する際に、購入者は商品比較や購入をするか考える時間が長いためです。
カゴ落ちについてもっと知るにはこちらの記事もおすすめです!
購入サンクスメール
購入サンクスメールとは、買い物客が購入を完了した後に送信されるフローのことを言います。
顧客に感謝の気持ちを伝えることで、ブランドロイヤリティを高めることができます。
オンラインショッピングが激化する中で、あなたのブランドや製品、サービスを選んでくれたことに感謝し、可能な限りパーソナライズされた内容で顧客を特別な気分にすることで、次の購買行動にも繋げることができます。
一部のオーディエンスにとって、「テキストのみの内容」の方が、
テキストおよびたくさんの画像ベースの汎用的な内容より、反応が良い可能性があります。
個人からの手紙のように感じさせる内容を意識して構成を考えてみましょう。
商品取り扱い説明メール
商品取り扱い説明メールは、購入した商品の使用方法や製品の維持方法、または組み立て方法についてお伝えする内容です。
これは、カスタマーサービスの問い合わせを減らし、他社製品などへの乗り換えを減らすことにも役立ちます。
「商品取り扱い説明メール」のフローは、買い物客に快適な体験を提供し、その体験を受けた顧客はリピーターになる可能性が高くなるため、リピーターを増やすのに効果的なフローの一つです。
商品レビュー依頼メール
商品レビューのフローは、
顧客から製品の使用体験について聞くことができる重要なチャンスと言えます。
購入から時間を空けてメールを送信するようにフローを組み、商品レビューを依頼してみましょう!
クロスセル・アップセルメール
買い物客が、オンラインストアで提供するオプションの数の多さに圧倒されるケースも多く、それらの内容を全て閲覧したり、必要か判断するのに十分な時間がない場合もあります。
そのような場合に、買い物客が探しているものを正確に見つけるよう促すのにクロスセルまたはアップセルのフローが役立ちます。
クロスセル・アップセルのフローを使用して、他の製品やサービスのいくつかを厳選して紹介します!
内容としては、主力商品やベストセラー商品を厳選するか、おすすめ商品の紹介が良いでしょう。
このフローでは、ユーザーの購入履歴や類似ユーザーの購入履歴に基づいて提案を行うことができます。
ユーザーがアイテムを購入した後、補完的なアイテムやアップセルで、
そのアイテムをよりアップグレードさせるためのコンテンツを送信するために、
購入後時間を空けてからメールを送信できるようフローを設定することをおすすめします。
再購入(補充)促しメール
顧客が特定の期間内に繰り返し購入する製品(例:水やサプリメントなど)を販売するブランドの場合、再購入(補充)を促すフローを使用しましょう。
商品がなくなる直前にリマインドメールを送ることで、顧客に配慮していることをアピールします。例えば、6週間分のビタミン剤を販売している場合、5週間後に再購入を促しましょう。
製品の性質的に使用寿命がある場合は、平均的な寿命時期の前にこのフローを設定しましょう。
再入荷お知らせメール
再入荷お知らせメールのフローを設定すると、
特定の商品が再入荷した時に顧客にお知らせすることができます。
既に購入意向がある顧客なので、アイテムが販売可能になった時にすぐに購入を検討してもらえるように連絡することで、販売の機会を逃さないようにしましょう。
最低限販売に必要な在庫数を設定し、再入荷後に顧客に通知するメール送信数を制御します。
例えば、人気のある商品が10個しか再入荷できない場合、100人の顧客に伝えることは非常に危険です。このような場合、VIP顧客に限定して先に伝えることでブランドに対してのロイヤリティを感じてもらえるきっかけにもなります。
誕生日または記念日のアニバーサリーメール
まずはサインアップフォームを活用して、顧客に関する情報を収集しましょう!
誰のために買い物をしているのか?最も興味を持っているコレクションは何か?
をはじめ、誕生日やお名前など、よりパーソナライズな情報を収集することを心がけましょう。
これらの情報により、顧客ごとにコミュニケーションをパーソナライズすることが可能です。
アニバーサリーメールのフローは、事前に収集できる情報を活用して、顧客との個人的なつながりを築くのに役立ちます。
よりパーソナライズされた状態で顧客とつながることはEC特有で、特別なものであると言えます。
実店舗の接客担当者が顧客の誕生日を知ったり覚えていたりする可能性は低いのではないでしょうか。
誕生日やアニバーサリーのタイミングで、割引、送料無料、無料の誕生日プレゼントを提供したり、単にその日をお祝いすることで、特別な気持ちを創出することができます。
誕生日やアニバーサリーだけが収集できる日付のプロパティ情報ではありません。
アニバーサリーメールのフローでは、初めて購入した日にユーザーをタグ付けして、記念日のメールを送ることができます。
ベビー用品やマタニティ用品を販売している場合、出産予定日などの重要な日に合わせて自動配信設定することもできます。
これらのアイデアは、あなたのブランドにとって最も適切と思われる方法で自由に組み合わせてみてください!
まとめ
今回は、メールマーケティングを始めようとされている方やお悩みを抱えているサイト運営者の方向けに、Klaviyoにおける2021年のTOP10フロー内容を紹介させていただきました。
これらはフロー設定の第一歩として効果的な内容ですが、顧客に取って適切でタイムリーな体験を提供するためには無限に方法はあります。
GO RIDEでは、ご担当させていただいているブランドやサイトの特性に応じたフローの提案を得意としております。
どんなフローが最適か?こんなフローは組めるのか?など是非ご相談ください!
※本記事は、「The top ten automation (or flow) ideas of 2021」の翻訳・加筆しています。
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