ECサイトの売上アップ!広告施策で実現する成功への道
新型コロナウイルスによるパンデミックの影響で、ここ数年でECサイトの需要が急増しました。顧客は外出の必要がなく、企業もテナント費や人権を削減できるECサイトの需要は増加をしていますが、それとともにEC業界の競争も激化しています。このような状況下で、ECサイトを成長そして安定させる重要なキーとなるのが、広告施策です。
本記事では、ECサイト構築やデジタルマーケティングを中心にサービスを提供しているGO RIDEが、ECサイトにおける広告施策について、基本的な知識から効果的な実践方法までを紹介します。ぜひ最後まで読んでいってください!
ECサイトにおける広告の役割とは
ではECサイトを運営していくうえで、広告施策というのはどのような役割を持つのでしょうか?
広告施策の役割は、主に以下の3つに分けることができます!
1.ブランド認知
ECサイトを運営する企業や商品、サービスについての認知度を高めるための施策です。特に実店舗の数が少ない企業や、初めて商品やサービスを販売する企業には認知を広めると言うファーストステップが欠かせません。広告媒体を利用し、企業や商品、サービスの存在を人々に届けることが大切です。
2.集客
2つ目に広告には集客の役割があります。言い換えるとECサイトにアクセスしてもらうための施策です。有料広告やSNS広告などを利用し、ターゲット層に訴求することで、サイトに来訪してもらいます。
3.販売促進
そして最後に販売促進という役割があります。ECサイトに来訪してもらったユーザーに、商品を購入してもらうための施策です。タイムセールや送料無料キャンペーンなどの実施を告知する広告を出すことで、ユーザーの購買意欲を刺激することができます。
以上のように、ECサイトにおける広告施策は、集客・販売促進・ブランド認知の3つの役割があり、企業のポジションに合わせた適切な広告施策を実践することで、ECサイトの成長につなげることができます。ここからは広告を出す上で気をつけるべきポイントを解説していきます。
広告をどこに出すか
さて、一般的に広告を出すことを考えるとデザインや写真の撮り方など、広告の中身に注目されがちですが、『広告をどこに出すか』も大切であることを忘れてはいけません。現実世界でどんないい広告を作っても、その広告が山奥の木に貼られていたら意味がないのと同じで、デジタル上でも適切な場所(媒体)に広告を打つことが大切になります。
オンライン上で広告を載せる媒体としては、Facebook、Instagram、Twitter、Googleなどがあります。どれも多くの人々が利用するプラットフォームですが、それぞれの特色があります。
Facebookは、ユーザーの属性情報を利用したターゲティングが可能で、商品やサービスに合わせたターゲット層に訴求することができます。また、利用者層が他のSNSよりも年齢が高いので、10代、20代に向けた広告を載せるのは効果が薄くなる可能性があります。
Instagramは、ビジュアルが重視されるため、商品やサービスの画像や動画を掲載し、ユーザーにインパクトを与えることが大切です。また、若年層を中心に利用されているため、若年層をターゲットにした広告施策に適しています。
Twitterは、キャンペーンやプロモーションの実施に適しています。キャンペーンの応募方法やプロモーションの内容をわかりやすく伝えることができ、リツイートやいいねなどのソーシャルリアクションが多いため、ユーザーの口コミ効果も期待できます。
Googleは、検索エンジンでの広告掲載が可能なため、ユーザーの検索意図に合わせたターゲティングが可能です。また、リマーケティング広告を利用することで、ECサイトに訪れたことがあるユーザーに対して広告を表示することができます。
このように、それぞれの媒体には特色があるので、ECサイトの事業内容や目的に合わせた広告媒体の選択が重要になります。適切な広告媒体を選択し、ターゲット層に訴求することで、広告効果を最大化することができるのです。
クリック率を上げるための広告文の作り方
では次に広告の中身について考えていきましょう。
広告の効果を上げるためには、クリック率を上げることが重要となり、そのためには、広告文の作り方が重要になってきます。以下に広告文を作成する際に大切なことをまとめました。
1.商品やサービスの魅力をアピールする
広告文には、商品やサービスの魅力をわかりやすくアピールすることが大切です。具体的な商品の特徴や、サービスのメリットを伝えることで、ユーザーの興味を引きつけることができます。
2.短く簡潔にまとめる
広告文は、短く簡潔にまとめることが重要です。文字数が限られているため、わかりやすく、ユーザーが必要な情報をすばやく把握できるようにすることがポイントです。
3.強いコール・トゥ・アクションを入れる
広告文には、強いコール・トゥ・アクション(CTA)を入れることが大切です。例えば、「今すぐクリックして特典を受け取る」といったように、ユーザーに対して具体的なアクションを促すことで、クリック率を上げることができます。
4.ターゲット層に合わせた表現をする
広告文は、ターゲット層に合わせた表現をすることが大切です。例えば、若年層をターゲットにした広告では、カジュアルな表現やスラングを用いることで、親近感を持ってもらうことができます。
これらのことを意識して広告文を作ることで効果的な広告文を作成することができます。ぜひ広告文を考える際は参考にしてみてください!
広告運用における重要指標ROASとは?
ではこのようにして広告媒体と広告の中身を考え、実際に広告を運用していく中で、どのようなことに意識を向けるべきでしょうか?これはもちろん事業のフェーズや形態などによって異なりますが、広告の効果を最大化するために試行錯誤をしていくことはどんな立場でも必要なことです。
そしてそのように広告効果の最大化を考えるときに、広告の効果を測定する指標の存在が必要になってきますよね?ROAS(広告回収率)がその指標にあたります。
ROAS(Return On Ad Spend)は、広告運用において、広告費用に対する収益の割合を示す指標です。ROASが高いほど、広告費用に対する収益効果が高いことを示します。
ROASは以下のように計算されます。
ROAS = 広告収益 / 広告費用
例えば、あるECサイトが特定の広告に月間10,000円の広告費用をかけ、その広告によって月間30,000円の売上があった場合、ROASは以下のようになります。
ROAS = 30,000円 / 10,000円 = 3.0(300%)
この場合、ROASが3.0となっているため、1円あたり3円の収益が得られていることを示しています。つまりROASが高いほど、広告運用における収益効果が高いということになります。
広告の役割を認知の拡大とした場合、ROASが重視されないこともありますが、ROASを活用することで、広告費用を最適化し、効果的な広告運用を行うことができます。
ROASが予算(広告費用)を決めるうえで基準となる数値だということは、ここまでで理解をできたと思います。ということでここからはROAS以外の広告効果測定に重要な要素を解説していきます。
広告効果の測定と最適化の手法
ここでは広告の効果を測定し改善をしていく上で重要な4つの要素を紹介します。
1.コンバージョン数の測定
ECサイトにおいては、コンバージョン数の測定が重要です。コンバージョン数とは、ECサイトにおける特定の目的を達成したユーザー数のことです。例えば、商品購入や問い合わせフォームの送信などが該当します。
2.リターゲティング
リターゲティングとは、ECサイトに訪れたことがあるユーザーに対して、広告を再度表示することです。リターゲティング広告は、過去にECサイトを訪れたことがあるユーザーに対して、広告を表示するため、コンバージョン率を上げることができます。
3.A/Bテスト
A/Bテストとは、複数の広告バージョンを用意し、それぞれの広告バージョンのクリック率やコンバージョン率を比較することで、最適な広告バージョンを選択する方法です。例えば、広告文や画像などの要素を変更し、どちらが効果的かをテストすることができます。
4. データ分析
広告施策を実施した後には、データ分析を行うことが重要です。データ分析により、広告効果を数値化し、改善点を把握することができます。例えば、広告ターゲティングの見直しや、広告バージョンの改善などが必要となる場合があります。
これらは広告効果を測定し、効果的に広告運用をするために欠かせない要素です。適切なデータ分析を行い、改善点を把握することで、広告効果を最大化することができます。
まとめ
今日話したように、ECサイトにおける広告施策は重要な役割を持っています。
広告施策を効果的に実施するために、ROASが100%を上回るために必要な予算の確保や、事業内容による広告を出すべき媒体の違い、クリック率を上げるための広告文の作り方、キーワードリサーチと広告ターゲティングの方法、広告効果の測定と最適化の手法などを把握し、適切に実施することがECサイトの発展への近道です。
ECサイトにおける広告施策は、今回の記事では解説できなかった部分もある、とても奥が深い分野です。この記事が皆さんの役に立てていることを願います!
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