Commerce Components by Shopify Shopify のエンタープライズ化は進む
Commerce Components by Shopify 略称 CCS ですが、2023年1月にShopify から公式に発表されました。
これまではShopify Plus がShopify 最上位プランとしてありましたが、更に上のエンタープライズ向けサービスとして、Shopify のComponent (部品、パーツ)を使用してフルカスタマイズ可能なECサイト構築およびコンバージョンを最大化する柔軟なチェックアウトカスタマイズ、最速のストアフロントを謳っているようです。
まずは北米で複数の事例が既にあるようですが、これについて見ていきたいと思います。
1. Commerce Components by Shopify 導入企業例
2. どんなサービスとインテグレーションできるのか
まだはっきりとは表明されていませんが、Component のAPIは自由にアクセスできるので、既存のテックスタック、既にエンタープライズマーチャント側で利用しているサービスを最大有効活用できますよというのがウリのようです。 セールスフォース、Hubspot などのロゴが出ていますが、ここから連携がこれまで以上の強化されるのか気になるところです。
3. 機能面での優位性
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API コールリミットの撤廃
API コールリミットが撤廃されることにより、インハウスシステムとの連携用カスタムアプリについても柔軟に設計できるようになると思われます。 - 平均100ms のStoreFront API レスポンスタイム
- 99.99% のuptime
- 新規サービスの優先アクセス
- 専属のアカウントチーム
- 24/7/365/ のテクニカルサポート
これらがSLA (Service Level Agreement) として保証されるのかは定かではありませんが、流通額の大きいマーチャントからするとメリットの大きい機能が多いですね。
4. Commerce Components by Shopify におけるPartner
今のところ下記のような大手コンサルSIer がパートナーのようです。
EY アーネストヤング
Accenture アクセンチュア
Deloitte Digital デロイトデジタル
KPMG
5. 日本での導入はまだまだこれから?
詳細情報がまだまだ少ないCommerce Components by Shopify ですが、今後日本でも導入事例が早ければ年内にも出てくるのでしょうか?
いずれにしてもShopify は大きくブランドイメージも含めてSmall Business のプラットフォームから脱皮してエンタープライズに大きく舵をきった印象です。
これからもHydrogen 含めエンタープライズ向けサービスの変化から目が離せない一年になりそうです。