【BFCM】最大の売上を得るビッグチャンス!!2020年版
今年のBFCM(Black Friday Cyber Monday) は11月27 ~ 11月30日です。昨年BFCM期間では、Shopify全体で合計15億ドル以上の売り上げを達成しました。アメリカだけではなく、世界の人々が参加するセールイベントで、1年のうち最大の売上を得るビッグチャンスです。
Black Friday とは
Black Friday は、アメリカ合衆国で感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日のことです。今年は、11月27日で、1年間の中で最も買い物が行われるホリデーシーズンの開始日です。デパート、スーパーなどが大幅な割引をする日で、家族とお買い物をするお祭りのような日です。Cyber Monday とは
Cyber Monday は、アメリカ合衆国で感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の月曜日のことです。今年は、11月30日で、Black Fridayと似ているのですが、リアル店舗ではなく、オンラインショップでの年末商戦のことです。お仕事から帰宅した人が落ち着いて自宅でパソコン、モバイルでお買い物ができる日です。去年のBlack FridayとCyber Mondayの消費について
Cyber Monday:$9,200,000,000
アメリカの経済状況を分析するSPENDMENOT、AdobeとNRFによると、2019 年は:
Cyber Mondayの消費者:83,300,000 人
合計:176, 500,000人(2018年:165,800,000人)
また、2019年のBFCM 期間では:
-
- アメリカ年間消費の約30%の消費がBlack Friday〜Christmas (holiday season)
- Black Fridayは、40% の消費者がオンラインでショッピング(2020年61%見込み)
- 消費者の中でミレニアル世代が最も消費していた
- 平均:$509.50(Black Fridayのみ)(2018年は、$382.4)
そしてCyber Week (Thanksgiving〜Cyber Monday) の42%の売上がモバイルでの購入(タブレットを含むと49%)。特に今年は、コロナウィルスの影響でBlack Fridayも含め、モバイルショッピングでの売り上げが増えるかと予想できます。
年間のうち、BFCM 期間が占める売上の割合
2019年アメリカ年間消費のうちの30%の消費がBlack Friday〜Christmas(約1ヶ月のholiday season)に集中しています。
Black Fridayのonline offline消費割合
2019年は約40%オンライン消費がでしたが、2020年は61%と予測している
2018年-2019年比較(Thanksgiving〜Cyber Monday がCyber Week):
Gross Merchandise Value (流通取引総額)の増加 2018年-2019年比較
THANKSGIVING |
26% |
BLACK FRIDAY |
23% |
SMALL BUSINESS SATURDAY |
25% |
SUPER SUNDAY |
26% |
CYBER MONDAY |
13% |
Average Order Value (平均注文金額)の増加 2018年 - 2019年比較
THANKSGIVING |
7.7% |
BLACK FRIDAY |
9.1% |
SMALL BUSINESS SATURDAY |
7.4% |
SUPER SUNDAY |
5.5% |
CYBER MONDAY |
9.9% |
ブラックフライデーの平均注文額
(数値はわずかな増加を示していますが、これらの小さな変化は数百万ドルに相当します。)
こちらの表をご覧になりますと、去年の通常の日のAOVとBlack Friday期間のAOVの違いがわかります。やはりBlack Friday はお買い物のお祭りですね。
また、Black Friday の初めての購入者と通常の日の初めての購入者を比べると:
Black Fridayのお客様は、初めての購入者が多いです。なので、プロモーション、マーケティングなので、そのお客様をリピーターに変更するチャンスにもなります。
値引率について
Black Friday では、一般的には30-40% 程度が好まれる傾向にあるようです。しかしそれ以上のドラスティックな値引きは特段必要なく20-30% 程度のDiscount Item の方が売り切れることが多いということです。
Holiday Season Promotionの内容
(Black Friday - ChristmasとNew Years)
Sitewide: 27.12% (サイト全体でのDiscount)
Free shipping: 18.14% (送料無料)
Selected SKUs: 15.25% (特定商品の割引)
Free gift(s): 7.12% (無料ギフト)
None: 25.25% (オファー無し)
Discount 率の分布
左がDirect To Consumer Brand 右側がIR 500 (Internet Top Retailer 500)のSitewide の割引率になります。
所謂Enterprise 大企業 Eコマースサイトの方が割引率が高い傾向にあることが見て取れます。(50-55%の割引率のサイトが多い)
消費者(一度購入かリピーターについて)
Black Friday のお客様は、1度購入のお客様が多いか、または、Black Friday後にリピーターになるお客様が多いか、と読んでいて思うかと思いますが、
10,000人の一度購入されたお客様の22%のお客様がリピーターになるそうです。(2200人)
- もしAOV が$50だとすると=$187,000の収入機会
- もしAOVが$100だとすると=$374,000の収入機会
☆2度目の購入の60%は、最初の購入(Black Friday) から100日以内に発生します。
まとめ
Black Friday ~ Cyber Monday(BFCM)は売上向上が期待できる期間となり、毎年US全体の消費率が上がっております。特に今年はコロナの影響で、オンラインショッピングをする人々が多くなってきているため、今年は去年以上に消費率の増加が予測されます。
また様々の対策でマーチャントは売り上げを増やしています。例えば、サイトのセールにカウントダウンタイマー機能を設置して売上向上に成功したマーチャントがいたり、モバイルショッピングが多くなってきているので、しっかりしたモバイルサイトを立ち上げ、SMSなどでセールの報告をお客様に送ったりしています。また、様々なサイトにも書かれていましたが、セールの報告、実際のBFCMセール を早くから始めている企業がたくさんあり、BFCM に成功しています。他のマーチャントやライバルに負けないようにBFCM 期間にむけてしっかり計画して、なるべく早くセールを始めましょう!
関連記事:
Reference
-
- SALE CYCLE - US Black Friday Online Sales 2013-2019 グラフ
- SALE CYCLE - US Cyber Monday Friday Online Sales 2013-2019 グラフ
- SPENDMENOT - Black Fridayの消費者、Cyber Mondayの消費者
- BIGCOMMERCE - Gross Merchandise Value (流通取引総額)の増加 2018年-2019年比較とAverage Order Value (平均注文金額)の増加 2018年 - 2019年比較
- EDITED - 値引率について