ビーチは誰のものなの?マーティンズビーチがアクセス不可に
2010年頃からずっと問題になっているこの件
実はサーフライダーファウンデーションとシリコンバレーのレジェンド ビノッド・コスラーとの間で法廷闘争になっています。尚 彼はサンマイクロシステムズの創業者の一人で資産を作った富豪 ビリオネアです。ウィキペディアによると$1.5 Billion 約1500億円の資産を保有しています。
マーベリックスがあることで知られるハーフムーンベイ、その南の部分、マーティンズビーチ(Martin's Beach)にある豪邸を2010年にビノッド・コスラーが購入し、それまでサーファーやビーチに行きたい海水浴客は自由にビーチにアクセス出来ていたのですが、オーナーが彼に変わってから、ゲートが建設されビーチへのアクセスを完全に閉鎖しました。
ビーチへのアクセスをめぐりサーフライダーファンデーションとビノッド・コスラーとの間で法廷闘争になっていたのですが、2014年10月カリフォルニア州の裁判所はビノッドにゲートを開け、パブリック・アクセスを回復する判決を下しました。
(記事をそこまで詳しく読んでいないのですが、カリフォルニア州法によりビーチ自体は個人所有できないらしく、Eminent Domain = 公共の利のために政府が収用するということらしいです)
しかしながらビノッドはこれを拒否し、またCalifornia State Lands Commission (環境委員会のようなもの)がアクセス権をビノッドから購入しようとしましたが、ビノッドはこの申し出も拒否(というか道路のオープンに30億円を要求)
どうやら なにがあっても誰にもアクセスさせたくないようです。
このMartins Beach Roadにゲートを建設してアクセスできなくしたようです。
彼の豪邸はUS$ 32 Million 日本円で32億円超し、しかも彼はここには住んでいないそうです。
美しいMartins Beach ビノッドが購入するまでは家族連れの海水浴客やサーファーで賑わったポイントだということです。
プライベートビーチを持ちたいビリオネアの欲求と公共としてのビーチ 皆さんはどう思われるでしょうか?
この法定闘争は未だ続いており今後どうなるか注視していきたいと思います。