ネクストエンジンとShopifyはどこまで連携できるか?メリットや注意点も解説!

by Sasuga Tsutsumi

事業が成長するにつれて、実店舗や自社EC、さらにはモール型ECに出店するといった販路拡大が視野に入ってきます。しかし、出店する場所や商品数が多くなると、在庫の管理が複雑になるため、人件費の増加や人為的ミスの問題が生じやすいです。


これらの問題を解決するために在庫管理システムを利用することで、実店舗や他のECモールに関する複数の販路の在庫情報を一元管理することができます。これにより特定の出店先のみ在庫が切れることや、在庫を超える過剰販売を防ぐことができます。


また、在庫のみならず受発注管理も自動でできる機能があり、海外発送に対応しているシステムもあります。


今回は在庫管理システムにおいて、Shopify以外のモール型ECや実店舗との在庫連携にも相性の良い「ネクストエンジン」についてご紹介します。「ネクストエンジン」を活用することで在庫の適正化と一括管理による効率的な運営が期待できます。

ネクストエンジンとは?

ネクストエンジンはECの受注管理ができるクラウド型のシステムです。主にモールや自社EC、実店舗に関する受注や在庫を一元管理し、倉庫側へ出荷を依頼することができます。


複数のECサイトを運営していると、受注や在庫管理はそれぞれの管理画面で対応しなければなりません。事業フェーズに伴ってサイトや受注数が増えると、管理が複雑になります。しかし、ネクストエンジンを活用することで、各サイトの管理画面を開く必要はなくなり、運営者はよりシンプルに管理することができます。


対応可能なモールやカートは業界最多であり、多様なECプラットフォームと連携できます。Shopifyに関しては、「ネクストエンジン自動連携」というアプリをインストールするだけで、ネクストエンジンとShopifyの自動連携を可能にします。

ネクストエンジンでできること

受注と在庫情報を一元管理できます。
https://apps.shopify.com/shopify-application-324?locale=ja

受注管理


注文情報の自動取り込みと振り分けが容易になります。APIやCSVを介して各モール・カートの注文データを自動または手動で取り込み、確認が必要なものを自動で分類することができます。自動で取り込まれた注文は自動的に出荷ステータスに進みます。このため、確認が必要な注文にだけ注目し、作業時間を大幅に節約できます。


ネクストエンジンでは、複数のECサイトの注文を1つの画面で一元管理できます。個々の管理画面にログインする必要はありません。顧客情報、受注商品、支払情報、ラッピングの有無などを1つの画面で確認することができます。


さらに、売上や利益の高いサイトに在庫割合を調整する「割合在庫設定」や、在庫が減った場合に特定のサイトの販売を停止し、他のサイトを在庫切れにする「指定在庫数設定」などの機能も利用できます。


Shopifyでは注文情報から自動的に受注伝票を作成し、必要に応じて日時指定などの設定も行えます。オンラインストアや連携しているFacebook、Instagramからの自動取り込みにも対応しており、追加のアプリを必要とせずに顧客情報や注文情報のCSV出力も可能です。


最近ではネクストエンジンで行われた受注伝票の分割や同梱の操作もShopifyに反映されるようになりました。ただし、ネクストエンジンで注文のキャンセル処理を行っても、Shopifyの注文は自動的にキャンセルされないため、Shopifyの管理画面から手動で対応する必要があります。

在庫管理


店舗数が増えると在庫管理は複雑になります。手動で在庫数を更新すると時間がかかりますが、ネクストエンジンを使えば各店舗の在庫管理を自動化できます。商品が売れた場合は在庫数を自動で減らし、商品が入荷した場合も各店舗の在庫情報を更新します。


この連携により、入力作業や人為的ミスを削減し、複数のチャネルやサイトの運営を容易にすることができます。また、売り残しのリスクを最小限に抑えながら販売機会の損失を防ぐことができます。

出荷管理


ネクストエンジンを使用すると、Shopifyでの注文情報が自動的に取り込まれ、支払方法やラッピング情報も自動で反映されます。送り状番号や配送方法もShopifyに自動的に反映されます。


出荷後も出荷工程が自動で反映されるため、注文の状況をリアルタイムで確認することができます。ネクストエンジンで分割や同梱の操作を行った受注伝票でも、Shopifyへの出荷情報の反映が可能です。


これらの情報は国内と国外の両方に対応しているため、越境ECを運営している事業者にも有効です。

外部システムと連携


POSシステムや顧客管理システムといった他の外部システムに連携しやすいことも魅力の一つです。事業フェーズに合わせて機能を拡張することができます。

Shopifyと連携するときの注意点

Shopifyに関しては、注文情報や在庫情報は連携することができますが、商品情報は連携することができません。ネクストエンジンで登録した情報からCSVデータで成形して取り込む必要があります。Shopifyに限らずモール型以外のECプラットフォームでは連携ができないものが多いようです。


参考:ネクストエンジン/対応・モールカート一覧

料金について

ネクストエンジンの初期費用は無料で、月額3,000円から利用できます。受注件数が200件を超えると従量課金制の費用が追加されます。


参考:ネクストエンジン料金表


また、Shopifyと連携するアプリのインストールも無料です。


アプリ:ネクストエンジン自動連携

Shopifyとネクストエンジンを連携した導入実績

弊社ではShopifyで販売している商品の受注・出荷・在庫情報をネクストエンジンと連携させるコンサルも行っております。また、定期注文といった特殊な情報も連携することが可能です。


マニュアルやチェックリストをお渡しし、運用の内製化を目指したサポートも行っております。

Shopifyとモールの在庫を一元管理しよう

ネクストエンジンを活用することで、Shopifyとモール型EC、さらには実店舗の情報を一元管理することができます。在庫連携のみならず注文や出荷情報も更新されることから、事業者の効率的な運用を実現することができます。


株式会社GO RIDEではShopifyの構築だけでなく、在庫連携の見直しを含めたコンサルについても併せてお任せ頂けます。物流体制の見直しやECのリニューアルについてはお気軽にこちらからご連絡ください!


最後までお読みいただきありがとうございました!

Sasuga Tsutsumi

Sasuga Tsutsumi

Account Manager

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