Shopifyでデジタル商品を販売する方法と会費サブスクの始め方について解説
現代のビジネスにおいて、在庫を持つ必要がなく世界各地の顧客へ一瞬で商品を届けることができる無形商材の販売に注目が集まっています。
無形商材といえば、簡単に言うと「モノ」ではなく「コト」。今回はShopifyを使った無形商材の販売および会員費のサブスクについてご説明します。
Shopifyでの無形商材販売
「通販」といえば商品をオンラインで購入し、発送の連絡を待ち、運送会社に商品を届けてもらうという流れを想像する方も多いかもしれません。
誰でもオンラインストアを開設・運用することができるeコマースプラットフォームShopifyでは世界各地のストアオーナーがオリジナリティに溢れた商品を販売しています。
Shopifyでは物理的な「商品」だけでなく無形商材の販売も簡単に行うことができます。
いくつか例を挙げてみましょう。
ギフトカード
すでにShopifyで商品を販売しているストアオーナーの方は標準機能を利用して今すぐにギフトカードを販売することが可能です。
メニューの商品管理→ギフトカードを選択→ギフトカード商品を追加
タイトルと金額のバリエーションを入力、お好みで画像などを追加します。
これだけで基本設定は完了です。
ストアを訪れたカスタマーが必要事項を入力して購入するだけでデジタルギフトコードがメールで送信されれます。
受信したメールにはギフトカードコードが記載されており、商品購入の際にギフトカードコードを入力するだけで自動的に割引が適用されます。
カード残高が不足している場合は残りの金額のみ請求、カード残高が支払額より多い場合は残高としてデータが残るため次回以降のお買い物の際に利用できます。
もちろんギフトカード購入に自分ではなくお友達や大切な方へ直接メールを送信することも可能です。
デジタルダウンロード商品
デジタル書籍やオーディオ、ビデオなどもShopifyで販売することができます。
今回はShopify公式のデジタルダウンロードアプリ「Digital Downloads」を例にご説明します。
まずはアプリをストアにインストール。
次にShopifyの商品情報ページでデジタルダウンロード商品の登録を行います。
その後アプリ「Digital Downloads」の設定画面から上記で登録した商品にデジタルファイルを追加するだけ。
基本設定はここまでで完了です。
ストアを訪れたカスタマーが対象商品を購入すると、設定したデジタルファイルのダウンロードリンクが送信されます。
詳細設定ではリンクの自動送信・手動送信の切り替えも可能、メールの文面も自由に変更することが可能です。
メールの文面はShopifyを構築をするための言語Liquidを少し使用するため、不安な方はGO RIDEでのサポート対応も可能です。ぜひお問い合わせください。
無形商材のサブスクもShopifyで
ここまではギフトカードやデジタルファイルなど、一度買い切りの無形商材販売についてお伝えしてきました。
ここからはサブスクリプション型の無形商材販売について考えてみます。
サブスクリプション型の無形商材販売の例としては
- 会員制サイトの会費
- メンバーシップ
- 定期購読デジタルマガジン
- 習い事の月謝 などもそのひとつです
ここではヨガスタジオを例にとり、Shopifyのサブスクリプションアプリ「GoSub」を使った販売方式についてご説明します。
通常通り商品を作成します。その際に「在庫を追跡する」「配送が必要な商品」のチェックは外しておいてください。
GoSubの設定画面でサブスクリプショングループ→「グループを作成する」をクリック
プラングループを作成、対象商品を設定します。
プラン名や割引率の設定などを行います。割引を設定しない登録も可能で、その場合は商品登録で設定された金額が毎月決済されます。
今回の例では以下の設定で登録しています。
- 一ヶ月毎支払い
- 初回10%OFF
- 2回目以降5%OFF
カスタマー画面から閲覧するとこのような表示に。
表示のスタイルなどはカスタマイズが可能です。コード編集に不安がある場合はGO RIDEでのサポート対応も可能ですので、ぜひお問い合わせください。
一度サブスクリプションの購入が完了すると、管理画面で設定したサイクルや割引率通りに決済が行われます。
お客様の個人アカウント画面やストアオーナー側の管理画面からもステータスやプランなどを変更することができ、柔軟なサブスクリプション販売が可能となっています。
無形商材×有形商材の組み合わせでビジネスを拡大
ヨガスタジオの月会費など、サブスクリプション型無形商材を主に販売する目的としてShopifyを開設した場合も、もちろん有形商材の商品を販売することができます。
スタジオオリジナルのヨガマットやウエア、ウォーターボトルなど関連商品を作成しストア上で販売することが可能です。
会費のサブスクリプションと合わせて有形の商品を販売しビジネスを拡大できます。
Shopifyではベーシックな機能に加え取り扱い商材やストアの形態に沿ったアプリも様々公開されています。
今回ご紹介しているGoSubはじめ、無料で始められるアプリもたくさん用意されていますのでぜひ試してみてくださいね。