Shopify Collabs って何？？インフルエンサーマーケティングに役立つ！！利用時に注意すべきな点は？

Shopifyで自社商品を販売していく上で一番のネックになるのは、知名度、認知度の上げ方かもしれません。

Shopifyは各サイトが独立しているプラットフォームなので、サイト内の検索からカスタマーが流入することや、Shopifyで構築された他社サイト内に、自社商品が関連商品として表示されることが基本的にありません。

今回はその悩みを解決しうるツール

『Shopify Collabs』について、使用時の注意点も含めて解説していきます。

Shopify公式によると、Shopify Collabsは、

『マーチャントとクリエイターがコラボするのに役立つマーケットプレイススタイルのアプリ』

だそうです。

つまりShopifyで作ったサイトのネックだった

カスタマーのサイトへの流入を増やす手段、インフルエンサーとのコラボに役立つアプリケーションということです。

そしてShopify Collabsは無料で利用することができます！

またここでいうアプリは、App Storeや、Google Play Storeからダウンロードする通常のアプリケーションではなく、Shopifyの管理画面から導入するアプリを意味するので注意してくださいね。

ではここから、実際にShopify collabsを使ってできることについて詳しく解説をしていきます。

Shopify Collabsでできることを簡単にいうと

インフルエンサーマーケティングにおける作業と手続きの簡略化です。

自社商品の知名度を上げるためにインフルエンサー（Shopify公式ではクリエーターと呼ばれています。）とコラボをする時の手順は

自社にあったコラボ相手の選定

↓

交渉

↓

契約書を作る

↓

報酬を渡す（報酬の引き渡し手段や、タイミングなどの双方の同意が必要）

大きく分けるとこんな感じになります。

文字に起こすとたったの4ステップですが、一つ一つの作業が意外とヘビーです。。。

コラボ相手の選定

まず第一ステップとなる、コラボ相手の選定ですが、Shopify Collabsで作業時間を減らせます！

Shopify Collabsの機能の一つに

検索をしてインフルエンサーを絞り込む機能があります。

例えばあなたが『LAを中心に靴を販売している』とします。

すると上記の画像のように、キーワードとロケーションを設定することで自動的に条件に合うインフルエンサーが表示されます。表示されたインフルエンサーのエンゲージメント率などの詳しい情報も確認することができるのが便利ですね！

ただし注意点としてここで見つけたインフルエンサーに、Shopifyを通してやりとりをスタートすることはできないので、DMやメールからコンタクトを取る必要があります。（具体的にはアプリケーションページを送付し、クリエイター側からコラボの申請がくるのを待ちます。）

条件の交渉と、報酬の支払い

コラボ相手の選定が終わったら、次のステップは、条件の交渉ですね。

このステップもShopify Collabsの力で大幅に楽になると言いたいところですが、現実は微妙です。

まず、Shopify Collabsの機能の一つにアフィリエイトがあります。

これは、『Aさんに商品の宣伝をしてもらい、そのリンクから購入があった場合、売却額の一部をAさんに譲渡する』というようなシステムです。

ここでの譲渡の詳細は自分で決めることができ、譲渡なしや、割合の設定、定額を渡すなどのカスタマイズが可能です。ちなみに契約をするクリエイターはPaypalの連携が必須になっているので、支払いはPaypalで行うのが一番メジャーな手段になると思われます。Paypalで確実に支払えると決まっているのはありがたいですね！

アフィリエイト報酬の詳細が設定でき、この報酬にクリエイターが同意したら契約。支払いはPaypal。

という流れができるので、アフィリエイト周りに関しては便利な機能を有していると言えます。

しかしインフルエンサーと契約をするときは、アフィリエイト報酬のみならず、事前に報酬を渡すケースが多く、そこのやりとりは全て自分で行う必要があります。

また事前報酬以外の契約に関しても、二次利用や、写真動画の細かい指定、投稿の日時等は当人同士で契約する必要があり、もしそこでトラブルが発生してもShopifyが介入してくれる可能性は0に近いでしょう。なのでアフィリエイト報酬以外の部分はShopify Collabsの機能外で契約を締結してやりとりをする必要があります。

撮影やポストはクリエイターに完全にお任せで、報酬もアフィリエイトのみと決めている場合はShopify Collabsの機能のみで完結するので、細かいところはこだわらないから数多くのインフルエンサーに宣伝をしてもらいたいと考える企業にはとても役立つツールですね！