【インタビュー】アメリカでOPTを利用して仕事を見つけた経験談
こんにちは!
今回は久しぶりのインタビュー記事です!
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Chie:今日はアメリカのLAオフィスから、GO RIDEのアカウントマネージャーとしてLAで勤務するKentoさんに、OPTを利用したアメリカでの就職のことを中心にインタビューをしていこうと思います。
Kento:初めまして!アカウントマネージャーとして2023年からGO RIDEのLAオフィスに勤務をしているKentoです。数ヶ月前まで仕事を探していたので、その時のことを話せればと思っています。よろしくお願いしまーす!
Chie:よろしくお願いします!早速ですが、今回、アメリカでの就職について聞くにあたって、Kentoさんの簡単な経歴を教えてもらえますか?
Kento:オッケーです!
えーーっと、、、どこから話せばいいんですかね笑
まあ、ザックリと話すとカリフォルニアにある大学を2023年の12月に卒業し、もう少しアメリカで過ごしたいという気持ちが強かったので、日本に帰らずにアメリカで就職先を探して、最終的にGO RIDEに入社することになりました。
ザックリしすぎてますか?笑
Chie:ザックリしているけどなんとなくは伝わりました笑
ではいわゆる就職活動をし始めたのは大学を卒業してからと言うことですかね?
Kento:いや正確には大学に在学していた頃…多分10月とか11月くらいから仕事探しは始めていたと思います。
日本の感覚からすると卒業の2ヶ月前から仕事を探し始めるのってすごい遅いですよね。日本の就職活動のことはあまりわからないんですけど早い人って卒業の一年前とかから始めていませんか?
でもアメリカはまずそこに違いがあって、卒業する前の学期、つまり最終学期で就職活動をしている人が多いです。
むしろ最終学期以外で就職活動をしても、企業に相手にしてもらえないことも多いと思います。
Chie:相手にしてもらえないと言うのは?
Kento:これはいろんな例があると思うんですけど、僕が聞いたことがある話だと、卒業の二学期前に就職活動を始めた結果、経歴ではなく卒業まで時間があると言うことがネックで仕事を見つけられなかったと言う話を聞いたことがあります。
Chie:日本の就職の感覚とは大違いですね!
Kento:はい。おそらく日本と違い、卒業時期が人によって大きく変わる文化が原因なのかなと。普通に考えて、一年前に採用を決定しても、卒業時期がずれ込んでしまって働けないということになっても企業としては困りますからね。
Chie:確かにそこら辺は入るよりも出ることが難しいと言われているアメリカの大学のシステムが影響していそうですね。
ではギリギリに始めた就職活動ですが、どのような感じで進みましたか?そもそもアメリカの場合はどこで仕事を探すのかなど、聞きたいことはたくさんあるのですが、、、
Kento:そうですね。とりあえずOPTとは何かという話からするのが1番わかりやすいと思います。OPTはアメリカの大学を卒業した後にアメリカで合法的に働ける制度です。働ける期間は最長1年、もしくは3年で、就学した学部によって変わります。
Chie:そうですね、私の場合は最長で3年働けるOPTです!
Kento:いいですね!正直この3年と1年はかなり大きな差だと思います。どこの国の企業で働くかにより変わりますが、一番ベーシックにアメリカの企業で働こうとした場合を考えてみて下さい。
大学に留学してネイティブレベルの英語を習得できていれば問題ないですが、大半はネイティブには及ばない英語力で就職先を探しますよね。
Chie:そうですねー、留学でネイティブレベルの英語を身につけられる人は意外と少ないと思います。
Kento:そうなんですよね。なのでその時点でアメリカ人の就職希望者. . .なんて言うんですかね、呼び方がわからないですけど、現地の就職希望者と比べて大きなハンデを背負っているんですよ。
そしてその上に、何年でも合法的に働ける現地学生に対して、留学生は1年で帰国しないといけない制約がついているということになります。アメリカ企業の目線に立つと、長く働くことができ、なおかつ英語力に問題のない現地学生を採用しようという考えになりますよね。
Chie:確かにそれはある種あたりまえの現実ですよね。そういう意味では働ける期間が1年か3年かでは、仕事の見つけやすさに差が出てきそうですね!
Chie:ではやはり一年しか働けないOPTを利用した就職活動は大変でしたか?
Kento:そうですねーー、、、自分の場合は就職活動なんて呼べる程たいしたことはしてないんですけどね笑
一般的にはロサンゼルスやボストンで行われるキャリアフォーラムで仕事を探す日本人が多いんですけど、自分の場合はどっちも参加しませんでした。
Chie:どちらも日本人がアメリカで仕事を見つける場としては定番ですよね。英語を喋ることができる、また海外の文化に馴染みがある日本人を探している日本の企業や、逆に日本語を喋ることができる人材を探している米国企業が集まっていますもんね。
Kento:そうなんですよねー!自分の場合は単純にめんどくさかったので、手当たり次第に企業に連絡する方式でいこうと思って、キャリアフォーラムには参加しませんでした。
Chie:企業に直接メールをして仕事を探してたんですね。実際、メールを送って相手にしてもらえましたか?
Kento:結論から言うとほとんど相手にされないです。履歴書を送っても返答が来ることは稀でした。僕の場合はすぐに仕事に生かせるようなスキルを得られる学部ではなかったので、主に日本語を使える人材を探している企業を中心にメールを送っていました。
Chie:なるほど。そのような企業はどこで見つけていたんですか?Indeedとかですかね?
Kento:はい!Indeedはよく使っていました。あとは日本の企業が中心になりますがびびなびだったり、名前は忘れちゃったんですけど、他にも求人情報が載っているサイトでJapaneseとひたすら検索して、日本語スキルを求めている企業を探していましたね笑
Chie:日本語スキルを求める企業はどのくらいありましたか?
Kento:んーーそうですね、、決して少なくはないんですけど、米国企業の求人を見ると日本語能力単体というよりは、過去の勤務の経歴や資格やスキルも同時に求めらことが多かったので、そこの部分は大きな壁でしたね。基本的にOPT利用者は勤務経歴がない、いわゆる新卒の人が多いので、そこは一つ、共通のネックになるのかなと思います。新卒でネイティブレベルの英語力がないとなると、アメリカの企業には相手にされないことが多いかもしれないです。もちろん人それぞれですが。。
Chie:なるほど!ではアメリカで仕事を見つけるためには勤務経験が重要になると?
Kento:そうですね。一部繰り返しになりますが、英語力、OPTで働ける勤務期間、スキル、勤務経験、これらの組み合わせで採用されるかどうかが決まってきます。OPTで働ける期間に関しては、人材として魅力があれば、企業がビザを出してくれることがあるので、一年だと米国企業には採用してもらえないということはないです。ただ他の要素が揃っていないと、1年のOPTで米国企業に就職するのは簡単ではないなというのが、僕の感想ですね。
Chie:なるほど、今回はOPT事情について詳しく聞けてよかったです。
Kento:はい、この話が誰かの参考になればいいなと思います。今回の話は飽くまで僕の経験談に基づいた話なので、あまり鵜呑みにしすぎないでくださいね笑 今日はありがとうございました!